科学的事実はレッスンに活きる
数字はお嫌いですか?
画像は私がゴルフ場勤務時代に開催していた「アカデミー」の実験のデータの一部です。
熟練者は(プロ及びハンディ5以下の数人)の平均値、
被検者はアマチュアゴルファー数人の平均値をグラフィックにしてみました。
※被検者(ハンデ15±5)←この数字で拒絶反応が出る人でも安心ください。もう書きませんから。)
レッスンに応用できるデータの活用方法。
画像から、
「インパクトの直前にグリップの速度が急激に落ちている」
ことがわかります。
速度というのは、「移動距離÷時間」です。(ああ、算数嫌いには嫌な式、、、)
データが何を表しているのかというと、クラブヘッドを効率よく加速するためにはスイング中にグリップが急ブレーキすることが重要になります。
「急ブレーキ」ってそりゃ、言いすぎでしょう!って、同業者でお笑いになる方もいます。
でも、ソフトボールのピッチャーはボールをリリースする直前に腕(肘)を腰に当てるんです。
腰に当てて、肘に急ブレーキをかけることで、指先が加速するのです。
「ブラッシング」という動作です。詳しく知りたい方は、こちらの動画をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=TlIAHa7UOqE
ゴルフに話を戻しましょう。
「クラブヘッドは末端です。末端を加速するためにはその手前の部分は急ブレーキするのです。」
科学の目で見ると、「あれも!」「あ、これも!」いろいろなことに繋がりが見えてきます。
子どものころ、タオルで強くペシっと叩いたことがある人もいると思います。強くたたくためには、タオルを引っ張ることで先端が加速されますね。
指導をお仕事にするのなら、ゴルフで起こっている現象を科学的な目線で考えることが大事です。
その逆も同様に、科学のデータを読み取ってゴルフに応用できることが求められます。。。求められるはずなんですが、私が所属している「ゴルフ学会」には残念ながら、ゴルフレッスンを仕事にしている人は少ないです。
「ゴルフ学会にティーチングプロがたくさん来ますように」(願い)
新鮮な科学データが手に入る場所は既にあります。
では、科学の情報をゴルフレッスンに置き換える「場」はありますか?
オンラインサロン「ゴルフレッスン研究所」には、ゴルフの指導にまつわるいろいろな情報が集まる工夫がたくさんあります。
是非、皆さんのご参加をお待ちしております。