ゴルファーも首が大事です。その1
指導者も知っておきたい身体の不思議です。頚反射(けいはんしゃ) をご存じですか?
私のようにスポーツを仕事に選ぶような人間は大抵、身体マニアです。
トレーナーとか、身体のケアを得意とする指導者は首について結構うるさいです。(私もうるさいです)
簡単に言っちゃうと、
首の向きによって、人の動きは影響を受けるってことです。
スプリント系の陸上選手はスタート直後はみんな下を向いています。
首を下に曲げると、脚が伸びやすくなるんです。これを頚反射といいます。こうした方が脚が伸びて地面を強く蹴ることができます。
下を向くと脚が伸びやすくなる頚反射。
逆に上を向くと?
...脚が曲がりやすくなります。
こんな私にもあった少年時代の話。
野球を始めたばかりの頃、コーチが
「ゴロを捕る時は、ボールを下から見なさい」
って教えてくれました。
見下ろす姿勢だと、とっさの時に脚がピンと伸び上がっちゃうのは、
頚反射の影響も大きいようです。
サーフィンのような、不安定な状況では、膝を曲げて、
ランダムな波に対応するために、こんな構えになるんでしょうね。
では、ゴルフに話を戻します。
あなたはどうお考えですか?
(ちょっと小話)
ティーチングプロの中には、クイズを出しまくって、自分の優位性を何度も確認させる(マウントを取る)人もいますが、私の場合は自分なりに考えてほしいという想いから、クイズを出しています。
絶対的な正しさ、などというものはありません。しかし、ゴルフスイングにおける身体の捻転のおよそ6割~7割は頸椎で行われます。つまり、首の自由度が大きいのはどちらか、という観点で見ると比較しやすいのです。
Aの方は、頸椎の並びが一直線ですから、捻る動きがし易いのに対して、
Bの方は、頸椎と肩ががっちり固定されるので首の動きが制限されます。
ズバリAの方が、バックスイングがスムーズにできるはずです。
一度、一緒に練習をする仲間に自分のアドレス画像を撮ってもらってみてはいかがでしょうか?
表情が見えるくらい顔が映るのが望ましいです。
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こっそり、お近くのティーチングプロに質問してみてください。
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