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【実質0円大学生活のすすめ】第59回:デジタルデバイスを使いこなす(12)スキャンデータの後処理01
前回、業務用複合機によるスキャン機能の具体的な活用法について解説しました。実は、このあと一工夫をしておかないと、せっかくのデータが後でうまく活用できなくなります。そこで、「スキャン後の後処理」について考えてみましょう。今回は、デジタル化したときのダウンサイジング効果ついてみてみましょう。
デジタル化による保存空間のダウンサイジング
デジタル化すると物理的な保管場所が不要になります。通常、書籍やノートやさまざまな書類が検索可能な状態に秩序立てて保管しておくには、本棚やファイルボックスが必要です。
それらの物理メディアをPDFなどにデジタル化すると、すべてはハードディスクなどのデジタルストレージの中に保存されます。数TB(テラバイト)程度の容量であれば、手のひらに乗るサイズのハードディスクに収まります。1TBは1000GB(ギガバイト)、つまり100万MB(メガバイト)です。
1TB=1,000GB
1GB=1,000MB
なので
1TB=1,000MBx1,000=1,000,000MB(100万MB)
たとえば、100MBのPDFファイルであれば、ストレージ容量1TBあたり1万ファイルが保存できます。100MBは高精細スキャンした書籍1冊分に相当するので、1TBのストレージで1万冊の本が「デジタル的に収蔵」できるわけです。1万冊という数字は、小中学校の図書室の平均蔵書冊数と同等です。
【小中学校の図書室平均蔵書数】
小学校 9,404冊
中学校 11,138冊
スペース的には、w900xh1800の本棚に約200冊程度収納できるとして、それが50台必要です。少なくとも12畳(約22㎡)程度、つまり4mx5m程度のスペースが必要になります。
このように、アナログでは12畳必要なところが、次回で詳しく説明しますが、デジタルでは「手のひらの大きさ」があればよいのです。
今日のまとめ
-アナログデータを保管するには物理的な空間が必要
-デジタル化すると保存スペースが劇的に少なくなる