僕たちコロナ就活組 第一話 内定者 襲来
どうもtubakiです。就活の記録を書いていきます。
始まりは2月初旬、どうやら内定をもらっている人が普通にいるらしい
2020年2月、例年通り寒い春休みだった。当時私は、日系の企業に就職する気だったし、就活って3月に解禁なんでしょ?じゃあ、何もしてなくてもええやんけ。という感じでぶらぶらぬくぬく過ごしていた。いわゆるクズであった。が、ある日恐ろしい現実を目の当たりにする。
院生の先輩が、「インターンでお世話になってたとこから内定貰いました!!就活終了です笑笑!!」みたいなことをTweetしたのだ。
それを見た私は「そんな素振り無かったじゃん、、ちょっとルール違反だろそれ、、、」と思いつつ、したくもないいいねをした。人の喜びを心から祝えない自分のダサさ、得も言われぬ嫌悪感、悔しさ、寒さでムズムズした。この先輩が何1つ違反をしたわけでも無い事は頭では分かっているのだが、なぜかすごく卑怯に思えた。ゆるさねぇッ! あんたは今 オレの心を「裏切った」ッ!と思えた。。。。当時の僕何様やねん。
しかし、一方で、何もしてなかった自分の現状に恐怖した。iPhoneを持つ手が震えた。そして恐る恐る「内定」とTwitterを検索してみると、ちらほら内定をもらっている人がいる。まず就活垢ってなんやねん、、と思いつつ色々見てみる。インターン経由等が多いようだ。なんなら、インターンで大体の採用枠は決まるから、3月スタート組の採用はそれを補うためにやってる、、、みたいなことを煽ってくる悪魔的な記事まで垣間見た。吐きそうになる。そんなことはない、そんなことはあってはならない、、、と思うのだが、どこにもそれを証明できるものはない。ただ、僕が何も行動していないという事実だけははっきりと存在していた。
そして、「やば、腹痛い、、、、」と思いながら、、、、僕は何もしなかった。そう、僕はクズであった。理由は2つある。1つ目は情弱過ぎて、何から手をつければいいのかすらよく分からなかったから。2つ目は初めて知ったのだが、人間どうやら将来への不安が許容値を超えるとHPが0になるようで、無気力になってしまったから。呆然としながら数日を過ごし、少し回復したところで、就活サイトを巡回し、いろんな企業のマイページの登録をしたり、就活記事を読むなどした。少し就活した気になり、第一歩を踏み出せた気がした。それでも現実の蓋を開けるのが恐ろしくて恐ろしくて、これが当時僕の出来る最大限だった。