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【インタビュー 】『「いろんな方に大会にでてもらって楽しんでもらうこと」が重要』/INFIGHT CLUB♣️ Look Back This Year【#8】
Look Back This Yearとは
コミュニティ大会の主催者を中心に、大会に関わる様々なポジションの方にその年の活動を「LookBack(振り返る)」をテーマに8つの質問に答えていただく形でインタビューを行います。
大会を作る人達はどんなことを思ってこの1年を駆け抜けたのかを知ってもらうことで大会を運営する側と大会に参加する側、そして大会を運営する人達同士に新たな化学反応が起こることを期待してオルタナ編集部が企画、編集してお送りいたします
Look Back This Year(LBTY)ではSplatoonのコミュニティ大会に関わる方々を"Crew”(クルー)と呼び"SplatoonCommunityEventCrew"として様々な方にお話をうかがっていきます。
今回はもはやその勢いは代名詞となった大会そのまま?コミュニティの中で人気を博している制限大会「猪突猛進杯」を運営している運営グループ・INFIGHT CLUB♣️の皆さんにお話を伺い、今年を振り返っていただきました。
プロフィール
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【1】今年の活動で手応えがあったもの
――まずは今年の活動で最も手応えを感じた企画またはエピソードなどがあれば教えてください
やはりhemiさん実況の猪突猛進杯です!
猪突猛進杯は、INFIGHT CLUB♣️として活動した初めての大会だったので、メンバーも大会運営未経験者が多かったんです。 そのため、参加者が多いと不安だったため、イカナカマでの募集無しでXのみで募集しました。
結果、28チームも参加してくださったのですが、運よくhemiさんと知り合うことができたこともあり、大会自体も大きな問題も発生せず、無名の大会ながら最高の配信とともに大会を終えることができました。
自信もついたため、第2回以降はイカナカマでの募集も開始したのですが、第2回、第3回は64チーム集まり、キャンセル待ちまででたのでメンバー一同とても驚いたのを覚えています。
――第1回から「これはっ」と感じた大会だったのをよく覚えています。
第3回でも64チーム、第4回でも50チーム越えと確実にファンを獲得されていますね
【満員御礼】
— INFIGHT CLUB♣️ (@INFIGHT_CLUB) September 3, 2024
残り2チームですよと投稿したのが30分前!先ほど64チーム埋まりました🐗🙌🙌🙌
みなさんありがとうございます😭❤️
大会当日まであと3日!
どうぞ、どうぞ、よろしくお願いします🙇♀️🙇♀️
同時に手ごたえを感じましたし、大会終了後にたくさんの方から、お礼や喜びのメッセージをいただいたのがとてもうれしかったです。
第2回大会については、オルタナスポーツさんにも取り上げていただき、イカナカマの閲覧数が歴代大会の中でもダントツの4000ビュー超となり、とても感謝しています!
――その節はご協力いただきましてありがとうございました。
【2】今年の活動での反省点
――逆に今年の活動で一番反省している企画またはエピソードがあれば教えてください
すたこらさっさ杯(スタダ杯)という企画があり、募集開始したのですが、1チームしかエントリーしてもらえず、開催1週間前に開催を断念するということがありました。
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採用した「すたこらさっさ杯」、残念ながら開催にはつながらなかった。
いろいろ反省点はあるのですが、あまりの不人気に落ち込みましたw
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急遽企画されたのが「のっとり杯」だ
――そのあと同日程で告知された「のっとり杯」(INFIGHT CLUB♣️のメンバー・いもむすめ氏による個人主催大会)はユニークな試みでした。
「みんなで大会を盗もう」は今後聞くことがないフレーズかもしれないです(笑)
【3】パーソナライズ質問
――猪突猛進杯は今年企画されたXP制限大会の中でも上位に食い込むレベルで人気を博した大会ではないかと思います
一方で開催の度に上限となるコストは増加しているように見えます。コストを増やして言っている理由などがあれば教えてください
第1回、2回、3回とコストを微増したのは、XPを更新していく方も多かったので、同じチームでリベンジをしたい!という方も多いかと考え、総コストも増やしました。
――第1回と2回では合計コスト9000、第3回では9100になったかと思いきや第4回では9999と一気に900近いコスト変動となったので、参加者層にも影響したのではないかと思います
第4回は、グンと総コストを上げたのですが、いろんな層の方に楽しんでいただきたいと思い、トライしてみました。
――なるほど、個人的にはあのパワーレンジだったからこそというのも人気の背景にあるのかな?と考えていたのですが現状だとまだわからないですね。今後の変化も含めて猪突猛進杯がどうなっていくのか引き続き注目させていただきます
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制限大会としての試行錯誤は今後も続くことになりそうだ。
【4】大会の価値
――今年の8月に著名なプレイヤーの発言をきっかけにして「非公式大会の価値」というものについて様々な意見が巻き起こりました。「価値ある大会」とはどういうものだと思うかについて個人としての意見をお聞かせください
大会の価値とか難しいことは考えたことはありませんが、 もともとは「大会に出てみたら楽しかった!」という運営メンバーの思いから、エンジョイ向けのコストが低い層にも「大会に出てみてほしい」「対抗戦の楽しさを知ってほしい」「勝利を味わってみてほしい」「みんなに楽しんでもらいたい!」という気持ちがあり大会を開くことにしました。
そのため、INFIGHT CLUBにとっては「いろんな方に大会にでてもらって楽しんでもらうこと」が重要であり、皆さんに楽しかったと感じてもらうことで、主催した大会が「価値のある大会」になるのかな?と思っています。
――プレイヤー側から開く側にという流れはタイカイサポートの登場後多くの方が経験されたのではないかと思いますが、こうして着実に成長している大会になっている背景にはその「楽しんでもらおう」という意識が参加者に伝っているのかもしれないです
【5】印象に残った大会
――自身の活動以外で、今年コミュニティで行われた大会や企画などで一番印象に残ったものがあれば教えてください(公式のものは除く)
ガチ早朝杯です! 0回戦は寝坊しない!寝坊しても起きているメンバーで出られる!というが斬新でした。
姫ヤグラでは、間違えてヤグラに乗ってしまったイカちゃんが、ペコリペコリとお詫びしている姿が配信で映っており、めちゃめちゃかわいかったです!
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おのぼり選手がうっかり乗ってしまったのか対戦が中断、全員集合している様子
――ガチ早朝杯は毎回なにかしらのエピソードを生んでいる気がしますね。1つの名物大会に順当になっていっている気がします(笑)
【6】人への関心
――コミュニティ大会に関わる人の中で、「この人と話してみたい」と思うような方がいれば教えてください(可能なら理由も含めて)
vitalさんです!
AREA CUP、RE:PRODUCTIONS所属オブザーバー兼、大会配信代行サービス・Splat Tournaments Stream(通称:STS)を運営する大会運営者。
いつもオブザーバーでよく拝見するんですが、配信素材や配信自体のクオリテイが高いので羨望のまなざしで見ています!
――STSの活動目線で見て、vitalさんとしても猪突猛進杯は気になる大会だと思うのでぜひ交流が生まれて欲しいところです。
【7】今年の評価
――今年の活動にご自身で点をつけるとしたら何点ですか?(100点満点として)
まだ伸びしろがあるはずなので75点!ってところかなと思います!
【8】来年への抱負
――最後の質問になりますが、来年の活動の抱負もしくは読者に向けて公開できる情報があれば教えてください
猪突猛進杯は今後も進化を重ね、末永く楽しんでもらえるように、来年もがんばりたいと思います!
――来年「さらに勢いを増した一年でしたね」という形で再びインタビューさせていただけることを期待しています。
来年は巳年ですが、いっそ亥年まで(次は2031年)続いていく…はさすがに壮大過ぎるかもしれませんがそれぐらい続いていく大会になることを期待しています。今回はご協力いただきありがとうございました。
最後に(編集後記)
制限大会が溢れる今年の大会シーンの中で、「パワー制限あり」「4人制」「他レギュレーションあり」という形式の中で64チームが集まるというのは相当すごいことなんですが、楽しみながらそれを続けていかれているというところにINFIGHT CLUB♣️さんの強みを感じました。
すたこらさっさ杯のアイディアのように、いい意味で次にどんな企画が出てくるのか予測不能のグループだと思っていますので猪突だけでなく、今後の新企画にも注目したいと思います。