IoT

インターネットおぶシングス

こいつのおかげでかなりクオリティオブライフが上がった。
カーチャンは元々お散歩が好きなんだけど、認知症になってからも相変わらず近所を一回りしてたんだが、そろそろヤバいだろうと思いまずは靴にMAMORIOを付けた。
ただ当時はMAMORIOがまだまだ世間に認知されてなくて有効かどうかもわからないけど、(そもそも忘れ物防止用タグだし。)他の認知症に特化したGPS端末は値段が高いわ、でかいわで使い物にならないのばかり。
苦肉の策でコレを靴につけてた。
効いてるかどうかはわからないけどまあ無いよりはマシかって感じだった。

しばらくはトーチャンもカーチャンが出ていっても気にしなかったんだが、ある日たまたま俺がカーチャンを見つけ、様子を見てると交差点でどっちに行ったらいいのか混乱してる様子が見えてた。またある日はゴミの日に収集場を漁って器を持って帰ってきたり。
ただ認知症が進むにつれ、本人も怖いのか行動範囲が少しづつ狭くなり最近は隣のアパートに生えてる木の葉を取ってきて帰って来るぐらいになった。
その葉をいろんな所に隠して(本人は大事にしまってるつもり)は腐らせたりカラカラになってたり。

それからさらに症状が進み、見当識障害が出るようになり夜中でも外に出ようとするようになってきた。
認知症あるあるみたいだけど、なんで外に行こうとするんだろうなあ。不思議。

このままだと行方不明になる可能性もあるし周りにも迷惑かけちゃうと思い今度はAmazon Alexaと Switchbotのドアセンサーを導入。
ドアが開閉するとアレクサが教えてくれるようにした。

コレで夜中でも昼間の出先でもドアの開閉がわかり
カーチャンの徘徊をかなり防げるようになった。
副次的なものでトーチャンの行動も把握できるように。

そして最近はMAMORIOに代えて後発のアップルのエアタグにした。エアタグはすごい。iPhoneが普及してる日本ならではなんだろうけど、カーチャンが乗ったデイサービスの送迎がいまどこに居るかまで分かる。
ただGPSでは無いから近くに誰かのiPhoneが無いと無意味なんだけどね。
それでもMAMORIOよりはユーザーが段違いで多いのでGPS並みに機能してる。

ドアセンサーとエアタグで安心感をゲット。
ほんの10年前には出来なかった事がどんどん出てきてる。テクノロジー万歳。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?