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映画に付随した個人的な思い出たち

こんにちは。
TRUNK by Shoto Galleryの伊藤です。

「noteの文章って長くなきゃいけないの?」

「もうちょいライトなのも読んでみたい」

と社内外からご意見をいただいたので
今回は趣向を変えて、映画が好きな私の
“しょーもない個人的な思い出と紐づいた映画たち”
をテーマにしてみようかと思います。

映画好きと言っても
数年前に年間100本をギリ達成できたレベルで
ここ最近はもっぱら50本が関の山なのですが。



人生で初めて寝てしまった映画

当時、新宿三丁目に馴染みのバーがあった私。
役者の卵だった店員さんと映画の話で盛り上がり
その流れで「ほな、行こうや。」
と誘われ行った映画。

人生で初めて私服で下駄を履く人と出会ったので
その店員さんのことはよく覚えています。

深夜2:00の「パシフィック・リム(2015年)」。

圧倒的に劇場派の私としては
映画のために作られた
あんな至高の場所で寝るなんて
言語道断だったはずなのですが

「やばい。眠い。お酒飲んでるし。超眠い。」

正直内容は全く覚えてないのですが
芦田愛菜ちゃんの泣き叫ぶシーンを見届けた後に
無事、入眠したという記憶だけはあります。

映画館、最高によく眠れました。

いまだに「パシフィック・リム」=眠い映画
という個人的レッテルから逃れられていません。

ギレルモ・デル・トロ監督。ごめんなさい。


氷のうを目に当てながら受けた国語の授業

中学生の頃。
テレビで深夜1:00ぐらいから始まる
映画専門の番組があったのですが
母と一緒にそのチャンネルで映画を観て
3:00ぐらいまで夜更かしすることもしばしば。

その時に観た「きみに読む物語(2005)」。

美しい映像と、チャーミングな登場人物たち。
酸いも甘いも知らない中学生ながらに
涙が枯れるまで号泣したことを覚えています。

今思えば映画が好きになったのって
深夜のこの映画タイムのおかげかもしれません。

翌日、1時間目は国語の授業。

生徒が学校でリップクリームを塗っていると
厳しく叱るような先生でしたが
いつもの3倍ぐらいに目を腫らした私が
保健室でもらった氷のうを
目に当てながら授業を受けていることには
何も言ってきませんでした。


安いラーメンがやたら美味しく感じた初夏の夜

コロナが流行り始めてから自粛を余儀なくされ
外出解禁になっても、あまり人と会えなかった時期。
そんな時にも映画は最適なコンテンツでした。

おうち時間はもうお腹いっぱい堪能していたので
早稲田松竹さんへ映画を観に行くことに。

この日は2本連続で映画を観ると決めていて
1本目は「新聞記者(2019)」。

Twitterに鋭い事言い出す人が増えたのって
このぐらいの時期だったっけな、、、。
にしても重い。見て見ぬふりをすることが
誰かを殺すことと同じように思えた映画でした。

空き時間に、近所の公園で
アイスを食べながらブランコを漕ぎ。

2本目は「宮本から君へ(2019)」。

ストーリーの勢いと
魂の叫びのような俳優の演技。
どん底まで落ち込んだ気分を
無理やり引きずり上げられて
「笑え!!」と言われている感覚。

しんどすぎたけど
妙に腹に刺さるような映画で
それからしばらくは
エレファントカシマシの「Easy Go」を
ひたすらに聞き続けていました。

その帰りにふらっと寄った安いラーメン屋。
汗ばみながら勢いよく啜ったラーメンと
一気飲みした冷たい水が
最高に美味しかったです。



他にも思い入れのある映画はあるのですが
短く書くはずが長尺になってしまったので
この辺で終わりにしようと思います。

次こそは簡潔に書こう。

最後まで読んでくださって
ありがとうございました。

いやぁ、映画って本当にいいもんですね~。

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