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2024年6月は伏線回収の旅〜その⑤終わりははじまり

旅の終わりは、やっぱりはじまり。
この回は、まとめますけれども。

うまいこと5回で終わるのが嬉しい。
今年は辰年、干支の5番目だ。
神社とか巡ってるとそこかしこで龍神様に行き当たるのはそうゆうこと。
そして、私の太陽星座獅子座も5番目のサイン。
今年に入ってからそのことを意識する場面が多い。
動けば動くほどに、必要な何かに導かれていく。

ライオンのロゴが入ったホテルの
ルームナンバーも5並び!

レンタカー屋さんで見つけた「ことりっぷ」の頒布版。
わざわざくださいって言って手に入れたんだけど、
そこに載っていたのが敦賀駅前にある本の複合施設「ちえなみき」。
事前情報はゼロ。到着時に目の前を歩いてたのだけど、外からは何があるかほとんどわからない建物だった。
だけど、氣比神宮の通りにあったお茶屋さんのカフェが入ってるらしいとかで、なんとなくピンとくる。
しかも、近江の人・松岡正剛さんが絡んでいるようで、それがまた気になる。
うーん気になるけど行く時間あるかな、とか、また本を買って重くなるーとか考えてた。

と思いきや、行く理由=欲しい本が、旅の途中で見つかってしまった。
水上勉の『土を喰う日々ー我が精進12ヶ月ー』だ。
おおい町出身の水上の著作のいくつかが、ホテルのロビーの本棚に並んでいた。
なんでこの本にピンときたかといえば、それも遡れば3月の旅に繋がる…
正確には旅の直前、恒例の星読みをしてるカフェに、映画『土を喰らう12ヶ月』のチラシが置いてあったのだ。
その時は土井善晴さんの共著『料理と利他』を読んだばかりで、「土井善晴  監修」の文字に惹かれたのだけど、旅行から帰った直後では結局映画は観に行けず。
それがまさかここで、原作に出会ってしまうとは…

お部屋で読む

3月には高野山で宿坊に泊まり精進料理をいただき、東大寺のお水取りに行ったりしたものだからすっかり感化され、水上が幼い頃に禅寺で過ごしたというエピソードに心を鷲掴みにされてしまった。
その経験から生み出される料理の工夫や美味しそうな描写に、すっかり虜になってしまいそうだった。
折しも、巨大な孟宗竹をもらったり、奔放にのびた山椒の木から、葉っぱや実やらを人に押し付けたりしてたところだったので、時代や場所は違えどもそういう豊かな体験を共有してることも感慨深かった。

ホテルに置いてあったのは、ハードカバーの「若洲一滴文庫」発行のもの。

これはいい記念になるぞというわけで、
『土を喰う日々ー我が精進12ヶ月ー』を「ちえなみき」で買うことが、旅のゴールに設定された。


そして、実は旅のスタート地点にあった、ゴール地点に辿り着く。

とりあえず探してみようと思うも、なかなかの迷宮っぷり。
数がありすぎて、本の後ろに本がある…これは図書館や書店ではあるまじき置き方!後ろにある本が気になっちゃう。
目的がなければうっかり別の本に手を出すんだろうけど、目的があるからそこは譲れない。
タイムリミットもあるし、お茶もしたいので早々に店員さんに聞く。
ここで目的買いをするのは野暮なのかもしれないなぁと思いつつも、地元出身の作家のものはもう少し前面に出しておいてほしいとも思う。
いやもしかしてもうとっくに旬が過ぎてたのか。
残念ながらハードカバー版はなく文庫だったけど、せっかくなのでブックカバーもつけてもらって、目的達成。

季節もの、いちご氷水

こういう本屋さんのこわいところは、いちどレジに行ったのにまた気になる本が出てきてしまうところ。
近くにあったら嬉しいけれど、大変だ。

ところでまだ叶えていない、本屋さんや図書館で働いてみたいという思いがむくむく。
こういうところだったらいいなぁ。
カフェのほうでもいいなぁと妄想。
たぶん本屋の店員さんよりもオススメ上手になれる自信あり。


さてさて、旅のはなしがまとまったんだかまとまっていないんだか…
きっとまとめようとすると、2024年全体を見渡してみる必要があるのかもしれないし、そもそもフランスにまで遡らなきゃいけないのかもしれない。

ミホミュージアムに行きたいなぁと思ってたら、
昔撮ったルーブルのピラミッドの写真が出てきた!
しかもいろいろ作ったのにこの一枚だけ…
スマホカバーに入れ、旅のお守りに持ってった
ホテルの朝食会場をウロウロしてたら、
ミホミュージアムにあった美術品みたいなアート作品発見
これはまた何かにつながるんだろうか?


どこかにも書いたけど、現在の星の動きに動かされただけかもしれない。
木星双子座と、私のホロスコープの9ハウスのプログレス月。
ともかくも、一時的な星離れから、ちょっとまた星読みに精進せねばというやる気みたいなものが(これももしかしたら一時的かもしれないが)甦りつつあるので、まぁあんまり深く考えすぎず囚われすぎず、流れに任せて動いてみようと思います。

次々と流れてくる課題図書もキャッチしつつ、
次はどこへ旅することになるのか、
はたまたしないのか、
やってくるもの流されることを楽しんでいこう。




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