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2024リセット旅行②〜高野山へ!
丹生都比売にご挨拶したら、いよいよ高野山へ。
以前車で高野山に入った友人は、修行のような道のりを進まされたそう。
私は電車だからそんなことはないだろうと考えつつ、途中に良い気づきを得られたりしたのは丹生津比売様に先にお参りしてったからだろうと思う。
なんて、翌日ちゃんと修行が待ってたけどこの時はまだ知る由もない。
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高野山駅までは思ったよりも険しい道のり。
普通の電車と思いきや、登山鉄道の域。途中でレールが軋む音がすごかった。景色もすごかった!けど、心のシャッターに止める。
ケーブルカーの乗り換え駅でようやく一枚。
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渡り廊下がすでに趣ある「極楽橋」駅。
極楽橋はこっち↓??
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かなりの急勾配らしく、ケーブルカーの中も階段式になっていた。
天井には鳳凰が描かれていたり、かっこよかった!
登山鉄道からのケーブルかー、また乗りたいなぁ〜。
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完全な余談だけど「高野山に行ってきた」というと、「登ってきたの?」と返される…
どうやらみんな私を山に登るのが好きな人だと思っているようでおかしい。
確かに、比叡山は登ってみたし山登りは好きだけど、無茶はしません。
でもちょっと、いつか、登って辿り着いてみたい気もする…
今回はそんな装備ではないから、観光ルートです。
高野山駅からも、街中までは山道、さらにバスに乗り継いで、宿坊近くのバス停で下車。
お昼を食べ損ねていたので、近くのカフェで一服。
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久しぶりにキャロットケーキを食す。
あー、海の近くのあのカフェに行きたい…
宿坊「一乗院」にチェックイン。
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滞在のご予定は?と聞かれ、今着いたところで、明朝奥の院へ行きたい、と伝えると、じゃぁ閉まる前に金剛峯寺へ行かれた方がよい、と。
一息ついて、写経の用紙をもらって、再び外へと繰り出す。
地図を見ながら想像してたよりも町はぎゅっと集まっていて、でもお寺が立ち並ぶ数は想像以上。
金剛峯寺よりも立派そうな建物もありそうな…
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でも質素でありながらこの凜とした門構えは総本山ならでは…
なんて、言ってみるだけ。
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二日後に重要な儀式を控えて堂内は慌ただしく…
海外からの参拝者もいて、タイとかかな?仏教のお国の人々は熱心にお参りしていて頭が下がる。
別の国の団体のおばさまたちは騒がしくって…ここでも女性にしてやられる。
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他人の振り見て、我が身を省みよ。
みんなで渡れば怖くない…
団体行動が苦手な私はそれを見ると呆れてしまうけど、一人旅も寂しい。
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大きなことを成し遂げるには、一人の力だけでは限界があるということも、ひしひし感じる。
ここまで来れただけでも、有難い。
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壇上伽藍の根本大塔と三鈷の松。
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御影堂。
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なんかこの奥が気になる…
寒いなぁと思ってたのに、奥から温かい空気を感じた。
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鳥居があって、奥の建物の上で小鳥が何やら啄んでてかわいい。
この裏にはお社があって、丹生津比売さまたちが祀られていた。
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表の根本大塔とかばかりが目立つけど、こちらもしっかりお参りするべき場所だった。
教えてくれて有難う!
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ここにも立派な門があるけど、私が見たいのは「大門」!
日が暮れる前に(夕食に間に合うように)歩みを速める。
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弁天様、外からのお参りにて失礼します。
そうして町の外れに、見えてきた。
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うわー。圧巻…
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辰年だからか、私に何やらヒントを送ってくる「鯉」がここにもいた。
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夕暮れ時、にはちょっと早いけど、絶景かな。
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稜線が幾重にも…こんな山奥だったのか。
眼下には徒歩での道のりも見える。
歩いてみたい欲求にも駆られつつ…
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辿り着いた感をシミュレーションして、大門を見上げてみる。
あぁ、感激。
しばし佇んで眺める。
もう旅の目的はすっかり果たしたような気分になりつつも、まだ1日目。
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満足と言いつつも、食事となれば嬉しいし、残さずいただく。
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目にも美しく、精進料理と言えどこれだけで全然満足…
でもお新香が残ってしまうので、と言い訳しながら白飯もいただく。
完全に満腹。
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水菓子の苺がこれまた大きくて…
ご馳走様でした。
お風呂に入って、写経をしてたらあっという間に消灯時間。
もちろん部屋の電気は点けてても大丈夫だけど、
前夜は夜行バスだったし、早めに床に就きました。
久々に、朝までぐっすり。
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宿坊の部屋の床の間に、丹生都比売神社で買った白犬・黒犬と、持ってきた水晶などを飾ってみたら、見事に白と黒の三位一体のようになった。
見守られております。
続く。
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