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【ただいま台本】いつも厳しい恋人が酔っ払って帰ってきたら…? - 男女兼用シチュエーションボイス台本

主にVtuber/Youtuber/声優さん向けに制作した、アトリエPPシナリオ事業部制作の無料台本です。利用規約をご一読の上、お気軽にご利用ください。


あらすじ

仕事もできて優秀で、だけどちょっと厳しい年下の恋人=演者。
ある夜、そんなカノジョ(ORカレ)が、へべれけに酔っ払って帰ってきました……。

予測再生時間(目安)

8分~

登場人物

  • 恋人(演者)…聞き手の恋人。聞き手よりも年下。社会人歴は浅いがすでにエースの風格。仕事熱心で真面目。

  • 聞き手…恋人と一緒に暮らしている。朝が苦手でよく遅刻する。恋人に対しては年齢関係なく尊敬の眼差しを向けている。

注意事項

  • 恋人(演者)の一人称は「私」「僕」、恋人→聞き手の呼称は「あんた」「キミ」で統一していますが、演者様の独自のものに変更いただいて構いません

  • その他、台本のご利用にあたっては利用規約をご覧ください

本文

~朝~ 
※↑はナレーションで言ってもOKですし、鳥の声などの効果音でも。

玄関先にて。今朝もクールなカノジョ(ORカレシ)。

「んじゃ、行ってくる。帰りは遅くなるから」

待ってるね、と聞き手。

「(呆れて)待ってなくていいから、先に寝て。そっちは明日も仕事あるでしょ?」

でも、待っていたいな……。

「(呆れて)はぁ……」

「この間もそう言って夜更かしして、次の日の朝、家出るのギリギリになってたのはどこの誰?」

「朝弱いの自覚してんなら、毎晩ちゃんと寝る時間決めるとかして、自己管理くらいしときなよ」

「まったく。私(僕)より長く社会人やってるくせに……毎朝あんた(キミ)が起きなくてヒヤヒヤする私(僕)の身にもなってほしいんだけど」

すっかり言葉に詰まる聞き手。
演者、内心「また言い過ぎてしまった…」と後悔の気持ち。

「(そっぽ向いて)……もう行く。私(僕)が帰ってきた時起きてたら怒るから。じゃ」

出かけて行くカノジョ(ORカレシ)。

~夜~

帰ってくるカノジョ(ORカレシ)。
朝とキャラが全然違い、酔っ払って超上機嫌。

「た~~だいま~~~!!」

起きている聞き手を見つけ、嬉しそう。

「あ~。まだ起きてるぅ~…!」

聞き手にガバッと抱きついてくるカノジョ(ORカレシ)。

「えーい! ハグ~!!」

「えへへ……ただいまぁ、マイスイート~♪」

抱きしめたまま、匂いをかぐように深呼吸(アドリブ)
「お酒臭い…」と聞き手。

「はにゃ? うん、そう~。お酒飲んできたぁ~」

「ワインと~、日本酒と~、あとねぇ……なんかおいしいもの~!」

「すっごいおいしかったから~、あんた(キミ)にも飲ませたかったなぁ~~」

あはは…と困惑する聞き手。
とりあえずお風呂入る?寝る?と尋ねる。

「んぇ? とりあえずお風呂入る? って~? ん~」

「じゃ~あ……一緒に入ろ~?」

いやいやいや、と聞き手。

「(駄々っ子になって)ん~! やだ~! 一緒じゃないと入らない~!」

えぇ……と聞き手。

「あ~。でも、あんた(キミ)はもう入ったんだねぇ~」

「(匂いをかぐ音)シャンプーのいい匂い……」

うん、もう寝ようと思ってた、と聞き手。

「そっかぁ。ちゃんと寝る支度整えて、偉いねぇ~。私(僕)の言う事聞いて、寝ようとしてたんだぁ」

「偉い! 偉いぞぉ、すっごく偉い! 次の内閣総理大臣はあんた(キミ)だ~~!!」

何言ってるんだか……と呆れる聞き手。

「(ちょっと考えて)……」

「ねぇ……やっぱり、もうちょっと起きてて?」

えっ?と聞き手。
カノジョ(ORカレシ)、だんだん泣き言を言う子どもみたいになってくる。

「私(僕)がお風呂出るまでぇ……寝ないで待っててぇ~!」

「だってさぁ。最近さぁ。私(僕)仕事忙しいしさぁ」

「夜は飲み会ばっかでさぁ。あんまりあんた(キミ)との時間取れないしさぁ」

「寝る前にさぁ、ぎゅーとかさぁ、ちゅーとかさぁ……いちゃいちゃしたいじゃんさぁ~」

「だからぁ、私(僕)がお風呂出るまでぇ、寝ないで待ってて~!!」

困惑しながらも、わかった、と聞き手。

「(喜んで)ん! えへへ……そう言ってくれると思ってたぁ~」

「だってあんた(キミ)、私(僕)のことだぁいすきだもんねぇ? 私(僕)が帰ってくるのを、起きて待っていたいくらいだもんねぇ~?」

「そういうとこ、犬みたいでぇ、かわいいよね~~!」

犬……? と困惑する聞き手。
と、カノジョ(ORカレ)の声のトーンが落ちる。

「……ほんとはねぇ。朝もねぇ。あんた(キミ)に『さっさと寝ろばかぁ!』なぁんて、言いたくなかった……」

「私(僕)の帰りを、寝ないで起きて、待っててほしかった……」

「でも、あんた(キミ)って本当に朝弱いし……明日はお仕事だし。私(僕)のせいで職場で怒られたりでもしたら、嫌だから……」

「だから、『心を鬼にしなきゃ!』って、いっつも思って、つい厳しい言い方、しちゃうんだよねぇ……」

「でも…………」

「……ん~! やっぱ無理!!」

「ほんとはもっと、かわいいあんた(キミ)のこと、甘やかしたい!」

「自分のド真面目な性格が憎らしいぃ……! あんた(キミ)の都合なんて考えずに、好き勝手甘やかすことができたら、どんなにいいかぁ……」

自分のことを考えてくれてありがとう、と聞き手。
カノジョ(カレ)のそういう真面目なところが好きで尊敬してる、とも。

「……ほんと? 私(僕)のそういう真面目なところが好き、って……。尊敬してるって……」

しばし感慨深くなる演者。ややあって、

「(にやけて)んへへ……そっか。(心から嬉しそうに)そっかぁ……」

「私(僕)も……、ありのままの私(僕)を受け入れてくれるあんた(キミ)が……大好き」

抱きしめ合う二人。

「……よぉし! 今夜は一緒に夜更かししちゃおう!!」

「ぎゅ~ってくっついて、ず~っとず~っと、離さないからね~~?」

楽しそうに笑うカノジョ(ORカレ)※アドリブ

「あ……言い忘れてた」

聞き手のほっぺにキス。

「(微笑んで)ただいまっ!」

~翌朝~

いつものクールなカノジョ(ORカレシ)。

「(キレ気味)ちょっと、いつまで寝てるの?」

【了】


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