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「お芝居に題名がいるだろうか」しのだしげ美 著

本日は、亡き祖父・しのだしげ美の作品集のご紹介です📖


祖父は、高校教師をしていて、演劇部の顧問をしていました。演劇が本当に好きだったようで、とても熱心に携わっていたそうです。

こちらは、祖父が書いた戯曲と生徒さんが書いた戯曲をまとめた、作品集になります。
時代的に、別役実さんを始めとする【不条理劇】が流行した時期の作品なので、そのような作風を感じます。

本の後書きから、私が個人的に好きな文章を抜粋します。

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人生は芝居そのものなのである。
ー中略ー
折角自分がヒーローであり、またヒロインであるこの壮大な人生というドラマが、幕を閉じる時に、少なくとも自分としては悔いのないものであったという自負の持てるようなものに仕上げることが、人間として此の世に生をうけた私達の目標であり、生き方であると思う。
本番は一回きりである。やり直しはきかないのである。
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1985年に、生徒さんの有志のご協力の元、自費出版された本。
皆さまに見ていただけて、祖父も嬉しいのではないかと思います。
ご覧いただき、ありがとうございました。


祖父からのバトンを受け継いで、描き上げた絵を、次の投稿でご紹介致します!




※こちらの著書は、一般販売はされていませんが、九州圏内の図書館、東京の国立国会図書館に所蔵されているそうです。ご興味がある方がいらっしゃいましたら、ぜひお手に取ってくださると、家族としても嬉しいです😊✨


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