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若々しさと堅牢さと ~8/20 トリオ・カラス コンサート 高崎公演
皆様こんにちは。アトリエミストラルのオーナー櫻井紀子です。
8月20日に行われた「トリオ・カラス」のコンサートは、暑い中にもかかわらず、たくさんのお客様にお越しいただき、大盛況のうちに無事終了することが出来ました。
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トリオカラス プロフィール
フランス人ピアニストのベッラ・シュッツ、ギリシャ人ヴァイオリニストのアリエタ・リアツィ、日系ブラジル人チェリストのルーカス・ガルシア・村元の3人によって、2021年ザルツブルグ・モーツァルテウム大学在学中に結成。結成以来、数々の国際コンクールで入賞。今やヨーロッパで注目の若手ピアノ三重奏団。
異なる文化的背景を持つ3人による唯一無二の音楽が魅力。
前日のリハーサル風景
本番の前日には高崎入りし、アトリエミストラルでリハーサルが行われ、初めて彼らの演奏を聴きました。
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想像以上に、音が若々しい(笑)フレッシュそのもの!
しかし、そのことと同じくらい、彼らの音や音楽には「堅牢性」があると感じました。上澄みではなく、しっかりと地に足の着いた安定感のある演奏。
英語で意思疎通し、細かなところまで意見を言い合い、試してみて修正して…という試行錯誤を何度も繰り返していえる姿が印象的でした。
プログラム
モーツァルト:ピアノ三重奏曲 第6番 K564
アンドレ・メマーリ:ブラジルへの入口 第5番(日本初演)
ブラームス:ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 作品8
本番の演奏
入念なリハーサルを行った後の本番の演奏は、一段も二段もステージとエネルギーがあがった感じで、迫力満点。若さゆえの瞬発力は抜群!
モーツァルト、ブラームスというクラシックの王道のプログラムの間に挟まれた、アンドレ・メマーリの小品は、異なる個性をきちんと表現していて好感が持てました。
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ブラームスのピアノトリオが個人的にとても良かったと思いました。あの若さでブラームスの複雑な音の重なりや、構成を表現しているのは驚きです。
楽譜を単に追いかけているだけではなく、自分以外のパートをよく聴くことや、楽曲の根っこの部分や文化的背景をしっかりと学んでいるのではないかと想像できました。
素顔の彼らは
なんといってもとっても若くてかわいい(笑)
初めての海外ツアーで、時差ボケや日本独特の蒸し暑さへの対応は大変だったと思います。彼らの華々しい日本ツアーの初日をアトリエミストラルで開催できたことは私にとっても、非常に意義深く、かつ嬉しいことでした。
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これからの活躍
日本ツアーはこの後、ブラジル大使館や川崎、汐留ホール、そして最終日は再び群馬県に戻り、新島学園(安中市)での開催です。
若い彼らの前途を祝福し、各地で行われる公演の成功を祈ります。
また、近い将来、世界で活躍する実力と人間性を身に着けていると思います。このまま、フレッシュさを失わずに活躍されることを期待します。
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暑い中来ていただいたお客様、いろいろな面でサポートくださったルーカス君のお母様・ご家族、スタッフのFさん、ありがとうございました。
そしてトリオカラスの皆様、素晴らしい演奏をありがとうございました。ますますご活躍ください♪