リコーダーアンサンブル交流会に参加して感じたこと
みなさんこんにちは。アトリエミストラルの櫻井です。
実は1年半くらい前から、友人とリコーダーを持ち寄って吹いて楽しんでいたら、いつのまにかメンバーが5人になりまして。
近隣の市でリコーダーの交流会があるので参加しませんか?とのお誘いを受け、先日、5人で参加してきました。
一組10~15分くらいで、出演したのは全部で13組。親子や姉妹、先生とお弟子さん、カルチャーセンターの仲間など、いろいろなグループが参加して、演奏曲もバロックのソナタから、アニメや映画音楽など実にさまざま。
私たちはバッハのマタイ受難曲から「コラール」と映画サウンド・オブ・ミュージックから「エーデルワイス」、そして「瑠璃色の地球」を演奏しました。
この会は11回目ということですが、「上を目指して一生懸命努力した結果の発表会」ではなく「リコーダーを通して交流する」ことが目的な会なので、和やかで温かい雰囲気に包まれ、無事演奏を終えることが出来ました。
リコーダーは小中学校で全員が吹く楽器ですが、意外にも奥が深く、バロック時代にはリコーダーの曲が数多く作曲されました。私も楽器は通販でがった2000円くらいの樹脂製ですが、木製で高価なリコーダーもあり、またソプラニーノからバスまで様々な種類もあり、気軽に簡単にアンサンブルが楽しめます。
本番は、私は緊張もあり少しミスもしてしまいましたが、全体的に練習通りの成果を出すことができたと思います。
本番の直後、今まで味わったことのない爽快感というか、満足感というか、気持ち良い感覚が体中を一瞬駆け巡りました。すぐに引けましたが、あれは何だったのだろう?
小さいころから音楽が好きでプロは目指さないものの、演奏したり聴いたりが大好きだった私ですが、この仕事を始めた当初から、自分で演奏することは「意識的に」避けてきました。企画する側としてそこは排除すべき情報だと思ったからです。(聞かれたら言うけど、一切自分からは話さなかったです)
ところが、アマチュアだし、決してうまくはないレベルの自分の演奏の後の、あの気持ちの良い感覚を味わってしまったのです。
当日参加されていた他のグループの方が「音楽は聴くより演奏するほうが10倍楽しい」とおっしゃっていましたが、その気持ちが少しだけわかる気がしました。
私には、いつも疑問に思っていたことがあります。それは、楽器をやってらっしゃるアマチュアの方の多くが意外にもプロの演奏を聴きにいかないケースが多い、ということ。それは単に、演奏するほうが楽しいからなんだな、と納得がいきました。(でも絶対にプロの演奏は聴いた方がいい!と思うんですけどね)
あの、自分の演奏直後の気持ちよさは、確かに聴く側の気持ちよさとは異なる種類のものでした。そういう経験ができたことが、嬉しかったし、これからの自分の主催コンサートの集客方法にも大いなるヒントをいただけました。
リコーダーアンサンブルを始めてから、(実は)歌のグループに参加したり、ヴィオラ・ダ・ガンバを始めたりと、自分の「枷」が一気に外れてしまったようで、これからどうなるのか?自分でも楽しみになってきました。
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