コンサートが終わって気づいたこと
こんにちは。群馬県高崎市のコンサートサロン「アトリエミストラル」のオーナー櫻井です。
9/8の小田裕之さんのコンサートが終わって、いろいろな気づきがあったので今日はそれをつづってみたいと思います。演奏や音楽以外のお話しです。
本番の演奏の模様はこちらから↓
1.良かったこと
① 開演時間を15時にしたこと
今年に入って、開演時間を14時から15時に変えました。これが主催者にとって、とても良かったです。具体的には
・演奏家やスタッフの入り時間が遅くなり、余裕が生まれる
・リハーサル時間が十分とれる
・調律師・ピアニスト・主催者が話し合える時間が十分とれる
② 2日前にほぼ準備が完了できた
印刷物などは直前まで準備できてないと、インクが切れてた!とか用紙が足りない!となることがあり、焦りとストレスに突入という良くない方向に行きがち。今回はそれがなかった(苦笑)。
③チケットを事前清算制にしたこと
事前に清算が済んでいると、当日の受付の金銭のやりとりのわずらわしさが格段に減る。しかも「計算が合わない」というケースもほぼなくなる。お釣りの準備は一応しておく(当日券の方がいらっしゃるから)が、額が少なくて済む。
④ 開演時間が過ぎて入場される方の入口を変更した。
アトリエミストラルは構造上、ステージと入口が同じ方向なので、遅れていらっしゃる方への対応に苦慮していたのですが、客席後ろの裏口を利用することによって、解決!
2.今後の課題
① もっと楽しんで集客すればよかった
個人事業主として事業をしていることも関係しているのですが、個人的なこと~例えば親の介護、相続の手続き、家族や私自身の健康状態によって、業務に十分に時間をかけられない場合がある。そうするとだんだんと心がむしばまれる(泣)。
そういうことも想定の上、スケジュールを組んだり、メンタルを整えたりすることって意外に大事だなと思いました。
集客=苦しいこと、という思い込みを今ここでストップして、もっと楽しんで集客活動をする方が良いのかもしれません。
② 公共交通機関をご利用の方への配慮
群馬は車社会なのですが、今回のように県外の演奏家や海外からの招聘の場合、お客様も県外からの方が多い。その場合、バスの時刻などの情報やタクシーの情報などをもっと詳しくお知らせすればよかった。
例えば、終演後のタクシーの手配を受付時に希望を聞いておいて、こちらが手配するとか。お迎えのマイクロバスを用意するのはちょっと難しいけれど。。。
3.大切な気づき
①自分が好きなこと
コンサートの事前準備は決して嫌いではないのですが、当日、臨機応変に対応することが自分は好きなのかもしれないと気づいたのです。
・たくさんのお客様をお迎えしてその雰囲気を楽しむこと
・演奏家の人と細かな打ち合わせしつつ進めること
・リハーサルをしっかり聴けること
・調律師の方とのマニアックな会話
・打ち上げでのぶっちゃけトーク 等々
そう、いままで「焦って」「バタバタしながら」「躊躇しつつ」していたコンサート当日は実は好きだった(笑)
② 丁寧な接客
そして、主催者兼会場係りでもある私が、得意なことって、実は「一人一人への丁寧な接客」なのではないか?と思いました。
もちろん、今までも心掛けてきましたし、ある程度できていたとは思いますが、きめ細かく一人一人へ対応することが実は「得意」で「好きなこと」なのかも?と思い始めています。
これはすごく大きな気づきでした。「やらなければならない」からやる、のではなく「好きだから、得意だから」やるのは全く違いますよね。
まとめ
今までもさまざまな気づきがあり、それにできるだけ対応してきましたが、細かいことでも対処していかないと滞ります。日々変化しつつ、より良いコンサートをお届けできればと思っています。