自分の楽しさとは…見失っていたあること
みなさんこんにちは。群馬県高崎市のコンサートサロンアトリエミストラルの櫻井紀子です。
実は最近、自分の仕事を振り返ってみて、気づいたことが怒涛のようにあったので忘れないように記録しておこうと思いました。
1.オモシロタノシズムとの出会い
みなさんは「オモシロタノシズム」という考え方をご存じですか?オモシロタノシズムとは…面白がったり楽しんだりしてるだけで人生が次元上昇するというおめでたい教え。(byタイヨシフミさん)
のことで、詳しくは👇を読んでみてください。
オモシロタノシズムとは? | 【公式】オモシロタノシズム
実は何年前か(多分コロナ前)に、オモシロタノシズム提の唱者であるタイヨシフミ(田井祥文)さんのブログを通じて知っていて、そのタイさんが、ホームページカフェというグループを作ってそのグループ内で意見交換や交流をしていることを知り、早速申し込んでみました。
そして最近、Zoomでタイさんとお話しする機会をいただき、1:1で約1時間お話することができました。
2.大人の社交場という視点
私がクラシック音楽のコンサートの企画や主催を主な仕事としていることや私の考える「クラシックの魅力」などお話ししていく中で、タイさんが
「アトリエミストラル」を『大人の社交場』としてとらえると面白いかも…と。
「コンサートの合間にお茶やお菓子を出してそのコンサートのことや音楽のことを話しながらお客さん同士が交流するような『場』として考えるといいような気がする」
そして「コンサートに限らず普段から定期的に集まる機会を設けてお茶を飲みながら交流するそのついでに「今度コンサートがあるから来てみたら?」という感じで誘ったらどうかな?」
つまり、
①アトリエミストラル(私)の周りにファンクラブのようなコミュニティを作り、その中でいろいろな交流をする
②そのメンバーを増やす
③コンサートに来てくれる人を増やす
という構図ですね。
3.実は、やってた!
実はコロナ前には、休憩時間に美味しいコーヒーやお菓子と一緒に、お客様同士が交流していたし、今でも終演後には演奏家を囲んでスタッフや関係者と「打ち上げ」と称して、会場内で飲んだり食べたりしながら、いろいろなおしゃべりを楽しんでそれが私自身の楽しみでもあった・・・ということに気が付いたのでした。
4.いつからか、道に迷っていた!
コロナが始まって、人を集めることが厳しくなり、そのタイミングで外国人アーティストのコンサートを主催し、その圧倒的で素晴らしい演奏を間近に聴いてしまった私は、いつのまにか交流の『場』を提供することよりも、より上質でレベルの高い音楽を、ここアトリエミストラルで企画することこそが自分の使命だと思っていました。
それはそれでやりがいはあったのですが、実はとても苦しかったんです。
招聘元や演奏家に最大限気を使いながら「ギャラを払わなければ」「元を取らなければ」「このままでは大赤字…」という恐怖感と戦う日々。
5.自分の口から出た「本音」を自分の耳で聴く
タイさんとのZoomの最後に、私の口からポロっとでた言葉こそ今までの私の「本音」でした。。。
「全然楽しくなかった…」
この言葉が口に出せたことで、それまで誰にも言えなかった苦しかったことを自ら認めることができ「癒された」気がしました。
仕事は楽しいばかりではないし、どうしても「お金」は付いて回るし、責任も負わなければならない。でも、何のためにこの仕事をしているか?と問われたときに
「苦しむため」でもなければ「我を忘れて頑張る」ためでもない。
この仕事を「楽しめる」自分でいることこそ大切なのではないか?とすとんと腑に落ちたのでした。
6.もう一度初心に帰って
今は、もう一度あのころ…つまり迷いながら失敗しながら、でも、まるで学生の部活動のように楽しかったあの頃を思い出して、仕切り直してみようかなと思っています。上質な音楽をお届けするという目的はそのままに。
それまでの私は、大手の音楽事務所や公共の大ホールのやり方を「頑張ればできる」と信じ、たったひとりで挑んでいたのと同然の苦しい日々でした。
今の私は、席数80しかない小さなホールで、ここでしか聴けない音楽とこの雰囲気が好きな人が集まる『場』を創り上げることこそ、自分の使命だと思っています。
あ、でも「海外アーティストはもうやらない」とは言ってませんので。条件さえ合えば、断然やりますので。(今の私がやればどういう結果が待っているか?が割と楽しみでもある…)
お気軽にお問い合わせください。
長文、失礼しました。ここまで読んでくださった方心から感謝申し上げます。