「愛好家のためのアンサンブル交流会」楽しく盛り上がりました!
皆さんこんにちは。群馬県高崎市のコンサートサロン「アトリエミストラル」オーナーの櫻井紀子です。
12/15(日)に「愛好家のためのアンサンブル交流会」を開催し、楽しく盛り上がり、大好評のうちに終了しました。参加された方、ありがとうございました。
1.「愛好家のためのアンサンブル発表・交流会」とは
今回、アトリエミストラルとしては初の企画です。
➀アマチュア(愛好家)の発表する場を提供する
②発表会だけではなく「交流会」で愛好家同士、普段交流のない楽器の方々とおしゃべりしたり、楽器を体験したりする。
③アンサンブルのみ。ソロは対象外。
という趣旨にしました。
2.演奏団体と演奏曲
以下の通り4団体(演奏順)
➀ヴィオラ・ダ・ガンバ(群馬ヴィオールコンソート)4名
②チェロ二重奏 2名
③リコーダーアンサンブル「アリエッタ」5名
④コーラス 4名(内ピアノ1名)
となりました。一組当たり15分の持ち時間の中で、日ごろの成果を発表します。古楽あり、クラシックあり、文部省唱歌あり、ポップスありとヴァラエティ豊かな構成で、演奏する側も聴く側も飽きずに楽しめたのではないかと思います。
3.アマチュアの良さとは
練習の成果を発表するということは、技術的なことは気になるところ。しかし、そこはアマチュアなので、たとえ音程が合わなくても、出だしをやり直しても、途中で止まって再開しても、「てへっ!」と笑ってそれさえも楽しめればいいし、それこそがアマチュアの良さです!と出演の方々にもお伝えしました。その通りになった場面もあり(笑)「楽しむ」という意味では十分成功だったのではないでしょうか?
それぞれの発表の後は、交流会。
発表の時に各団体の短い挨拶をお願いしたので、興味を持った方がそれぞれの楽器の方に声をかけたり、実際に楽器を触って音を出してみたりと、自然に数名ずつの「サークル」ができ、皆さんとーっても楽しそうにしていらっしゃいました。
聴くだけ参加の方にも私の方から声をかけさせてもらい、演奏した方を紹介したり、お話を伺ったりと、なんとなく「橋渡し」的なこともできたと思います。
4.自然発生的に!?
そして自然発生的に、コーラスとリコーダーとリードオルガンで、アヴェ・ヴェルム・コルプスを演奏するという夢のような時間が訪れたり、次々とクリスマスソングを即興で合わせたり、いつの間にかガンバが加わったりと、この場で初めてあった人も旧知の人も入り乱れ(笑)名実ともに「クリスマスパーティ」になりました。
この「自然発生的合奏」が非常に楽しくて、「あー、私はこういうのがやりたかったんだ」と思いました。音楽をただただ愛して、日々練習を重ねている、普段は出会うことのない人たちが、一つの曲を即興的に合わせるってすごいことですよね。まさにこれこそが音楽の楽しさではないでしょうか?
5.個人的な想いと感想
実のところ、たった一人で企画し、エントリーを募り、集客し、当日の軽食を準備し、会場設営・運営、仕切りなどもして、特に企画段階では非常に心細く、「だれもエントリーしなかったらどうしよう?」と何度も思いました。しかし、昨年から自分で「演奏して楽しむ」ことを解禁したので、もしエントリーしなくても、友人たちで数人で集まって楽しく過ごせればいい!と、途中から腹をくくって過ごしました(笑)
結果として、私の属している団体が3団体となんだか自分のための発表会みたいな形になりましたが、それもまぁご愛敬。
何より参加した方が楽しんで、笑顔が一杯になって、演奏の面でも今後に向けての目標を決めた方もいらっしゃって、とても良かったです。
今回、やってみて分かったことがたくさんありましたので、第2回も開催しまーす。企画や構成面では少しずつレベルアップしつつ、どんどん音楽の「輪」を広げられればいいな、と思っています。
6.私の役割とは
今回の企画をやってみて、自分には、何かと何か(誰かと誰か)の「橋渡し」的な使命があるのかも?と思いました。普段のコンサートでは、演奏家とお客様との橋渡し、このような交流会では、違う楽器の方同士の交流、もっと言えば、楽曲や作曲家や楽器を紹介していく役割。もちろん専門的な知識は無いのですが、こういう人間や「場」があってもいいのではないかと思ったりしました。
たくさんの経験と学びを、すごく楽しい時間の中で得ることが出来ました。その夜は楽しくて興奮してなかなか寝付けませんでした(笑)
はぁ~!やってよかった~(笑)