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【共同売店に関する考察⑥〜おためし共同売店〜】

2018年8月4日のfacebook

共同売店のことが頭から離れない日々が続き、試しにどんな感じかやってみたい気持ちを抑えきれず、先月の第3土曜日、同じ有田集落に住む友人と二人で共同売店の実験をしてみました。まずは概要からご紹介。

人里離れた上毛町(こうげまち)の谷の奥・有田集落に住んでいるのは16世帯。ほとんどの人は車で自由に買い物に行けるけど、そうもいかない高齢者も多いです。週に3日コミュニティバスが来ていて、おばあちゃんたちはそれに乗って下界まで一旦降り、近くのイオンまで行くバスに乗り換えて買い物に行きます。悩みは、肉とか魚を買って帰れないこと(途中で傷んじゃう)。重いもの・かさばるものを買うのが大変(週に何回か来る親戚に頼んだりご近所さんに頼むこともあるけど、なんとなく申し訳ない気になる)。
と、そんな有田集落で「おためし」共同売店。


『ありたのおみせ〜おためし共同売店〜』

①一人五千円ずつ出資する(合計一万円)
②売れ残っても自分んちで使うから大丈夫、なものをそれぞれ2セットずつ買う(※)
③事前にリサーチした上で重いもの、かさばるものを中心とした品揃えにする
④おばあちゃんたちが集まりやすい、地域の集会所を借りる
⑤お茶飲み放題(沖縄のユンタク文化が肝なので)
⑥小さな子どもにも来てもらうことで交流の楽しみをプラス

おためしなのでまずは1日だけの営業です。事前にチラシを配ったり、溜まり場に貼り出したりしました。今回は儲けは特に考えず、仕入れ価格とほぼ同じくらいで出してます。

②の※ですが、ふたりでアレコレ考える中で「防災備蓄」を意識しました。例えばペットボトルの水。たとえ売れ残っても集落の備蓄としていざという時に使えるし(ちょいちょい断水あるし)、普段使いで売れたら補充して消費期限切れも防げる。

<結果>
思ったより売れました。気を使って買ってくれたわけでもなさそう。そしてやはり子どもがいることで引きが強いことを実感。気心知れたご近所さんしか来ないという安心感と、「買い物に来た」という理由でのんびりユンタクできるのは気を使わなくていい感じ。注文も入りそうです。
何回か続けていくうちに、もう少し気持ちのいい形が見えてきそう。とりあえず、無理のない範囲で毎月第3土曜日におためし共同売店します。

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