破壊の美学 水野シゲユキさん
今日は中京AFVの会という催しを見学しました。日本各地で開催されている戦車模型ファンの中京地区の集いです。
展示作品の中でひときわ目を惹くのは1945年のベルリンを舞台としたと思われる廃墟のジオラマです。
この作品を制作した水野シゲユキさんは現代美術作家から戦車を中心とした模型作家に転向して、一貫として破壊された建物や車両が時間経過ともに朽ちてくる様子をジオラマ作品で表現されています。
水野さんはこの世界で海外のモデラーからも注目されているいわば「世界的モデラー」この作品は2年ほどの長い時間をかけて制作されたそうです。破壊されて放置された戦車や車が錆びて朽ちていく表現が素晴らしいです。
興味のない方にとっては汚らしいとか感じるかもしれませんが、実物を拝見すると繊細で実に色々な色彩が隠れています。
瓦礫の中には家屋にあった様々な生活の証が散らばっています。見れば見るほど色々発見があり見飽きる事がない作品です。
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