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15:【起業の理由】就活編/なんでリクルートスーツ

3日坊主の天才・天神です。
息子は1日坊主だそうです。私も基本、そうです。
血は争えませんね…
いやしかし。
息子は決めたら超ストイック。私は決めたら超粘っこい。
タイプは違えど、やはり血は争えない…

と、いうことは?
息子も普通に大人にはならないのかも…。
そんな息子とラブラブの天神が、今日は起業した理由についてつぶやくらしい。


なんでリクルートスーツ、着るの?

時代は約22年前あたり。
就職氷河期真っ只中。絶頂氷河な頃でした。

3回生?4回生?
一般的な流れで、就職活動はしました。
関西の大手建設会社2社、名古屋の商店建築設計会社、東京の建築事務所2社
くらい、受けたかな…。
うち、4社の最終選考に残ったわけだけど
その時点で就活をやめ、大学院への進学を決めた。

就活の準備といえば、スーツ。
絶対に後々着ない。そんなスーツ。
非経済的な慣わしのスーツ。
意味不明だった。

特に建築という創造的仕事に、と思っているのに
なぜそんな創造性のないものを着ることに拘るのか。
そこに何の意味があるのか、がサッパリわからず。

私は普通にオサレパンツスーツを2着購入して、就活スタート!

そもそも、そんな私が大手建設会社とかセレクトしてたのが間違いですな。

関西のとある大手建設会社の2次集団選考の際
選考説明に前に立った人事の方が、開口一番

「個性的なスーツで自己主張しようとしている人も見受けられますが
 そんなことでいい意味で目立つことは出来ませんので、注意してくださいね」

と、いいなすったぁ〜!

周りを見渡すと
まぁ、私だけですわ。
アホくさくなったのと
あ、この会社じゃ受かっても働けないわ。と思って

「すみません!それ、私のことだと思うんですけど
 んーーー。多分、御社は私の性格には合わないと思うので
 お互いの時間を無駄にしないためにも、ここで失礼します!」
と言って、部屋を退出。

ザワザワ。笑

でも、私にとっては至極当たり前のこと。

エレベーターを待っていると
数名男性と女性の就活生が続いて出てきて、帰って行った。


理由のないことを強いるのはナンセンス
答えることは大人の役割


22年経った今も、変わらず秋とこれからの季節には、リクルートスーツの若者がたくさん歩いている光景を目にします。
何年経っても、いや時間が経つほどに、違和感を感じる。

なぜ、そんなに「個性」を受け入れられない世の中なんだろう?と思う。
私が例えば、柄物のワンピースだとかカジュアルな服装で選考に行っていたら、それはマナーとしてアウトだよね。
それっくらいは、じゃじゃ馬天神にもわかるよ★

でも
普通にビジネスシーンに沿ったスーツを着ていたわけ。
それでも「はみ出し者」扱いって、怖くない?
冷静に考えたら。めちゃ怖いわ。

「あなたの意見なんて、通らないからね」て言われてるようなもん。
それって
「あなたじゃなくてもいいんだよ」につながるよね。


「なぜあなたはリクルートスーツを着てないんだ?主張か?」と
聞いてくれたら、まだわかる。

私は
目立ちたいわけではなく、疑問を感じていることを答えるし
「リクルートスーツである必要性を教えてもらえますか?」と
口答えではなく、素直に疑問を聞くことをしただろうな。
大人として、社会人の先輩として、教えて欲しい。ことだった。

そして今大人になって、
それを強いるのであれば、強いる企業や大人は
答えなければならないと思う。


デザインの世界で生きたいから

ま、いずれにせよ
私は「創造」する世界で生きていきたい。と思っていたから
とりあえず大手設計会社とか見てたのが間違っていた。

どんな世界が他にあるのかを知っていこう。
という思いと
やっぱりもっと学ぶことと
もっと自分の未来を考えよう

という思いで、大学院へ進学することにした訳だけど

そこから知っていく世界は
スーツを着ている人はおらず
なんとも自由で、むしろ個性を求められる世界。
常に感性を磨くことを求められる世界だった。

…リクルートスーツとは無縁だったね…


新しい世界を知る中で
もう一つの自分の特性を知ることになる…。

それはまた次回…。

目にしてくれた人の心に
ちょこっとした小さな灯りにでもなれば
これ幸い

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