土星・海王星 逆行開始
6月30日4:06頃、魚座の19度で土星が逆行を開始します。
12度まで戻り、11月15日に順行へ。
また、海王星は7月2日19:40頃、魚座29度で逆行を開始。
27度まで戻り、12月8日に順行へ転じます。
土星も海王星も、来年には春分点を超えますので、社会的にも大きな変化が予測されます。
それぞれの出生図の魚座エリアの見直し、復習、取りこぼしはないか、土星は総点検を。海王星は魂の自浄作用を司っています。
最近、海王星のハードトランジットの方のご相談が多く、煮詰まっている方に、ずっと同じ話をさせていただいています。
要約すると、ネガティブ・ケイパビリティということなのですけれど。
縦のものを横にしたり、横のものを縦にしたり、何かを切ったり、やめたり、新しく事を起こしたり。そういうわかりやすい解法で、何かがどうにかなるわけではない状態の時も、人生にはあり...
その混沌とした状態や、脆弱な自分さえも、あるがままに受け入れ、今という時を愛でてほしいですというお話です。
問題がある時、その問題を解決するために具体的な行動を取ることは、とても大切なことです。しかし、動けば動くほど、ややこしくなってしまう時や自信を失ってしまう時もあります。
じっと耐える、忍ぶ、やり過ごすという力や、自他含め、世界を許していく力、あるがままを受け止め、受け流していく力も、生きる上では大変重要なスキルです。よるべない時間の中で、見えない努力を積み重ねていくことも、自分の本当の強さになるでしょう。
動かない、動けない、という時間にも「宇宙のタイミング調整」的な、大きな意味があると捉えてもよいのでは。
とは言え、出生図のご本人のエネルギー事情にもよるのですが。
そもそも、その「問題」は、本当に問題なのかどうかという視点も含め、海王星に人生観を揺さぶられているのかもしれませんね。
変化に対応し、動いて吉と出るのは、天王星のトランジットで、海王星の場合、夢見な喜びやバブリーな誘惑も多いですが、不安感も増し、混沌の深みにさらに嵌ることが多いような印象です。
冥王星については、サレンダー。しかし、単純な諦めなどではなく、腑をインサイドアウト、ひん剥かれて表裏ひっぺがえされて、どうや、みたいな。それでも、生きますか?死にますか?みたいな。
しかし、人生何があっても、起こっていることは全て、自分のバージョンアップのためのものなのだと、宇宙を信頼し続けている人は、どんな状況でも美しいです。
七転び八起き。
その眩しさに、天も人も味方していくのではないでしょうか。
平坦な人生よりも、苦労をしながら生き抜いてきた方々のほうが、人間的にも深みや凄みがあり、見る人が見ればわかる、言葉にできない不思議な魅力を放っていますね。
一朝一夕にできた魅力ではないです。
魂はいつでも豪快ですよ。今日も笑っていきましょう。
祈りをこめて。