入野忠芳 「不確かな行方」展
危うく展示会告知をし損ねるところでした。
私はドアtoドアができないので、少し涼しくなってから観に行こうと思っていましたがいっこうに涼しくなりませんね。
鑑賞後報告ではなく先に告知しておきます。私は何とか最終日までには行くつもりです。
チラシの絵は油絵なのですがCG的雰囲気がありますね。
以下展示情報です。
入野忠彦 「不確かな行方」展
[開催場所]
アートギャラリー ミヤウチ
広島県廿日市市宮内字高通4347
https://miyauchiaf.or.jp/
[開催期間]
2024年7月26〜9月23日
10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日 火・水曜日
[鑑賞料金]
一般 500(400)円、学生 300(240)円
( )内は10名以上の団体料金。
高校生以下又は18歳未満の方、及び
各種障害者手帳をお持ちの方と介助者1名は無料
バスでの行き方など詳しい交通手段はギャラリーHPのアクセス欄をご覧下さい。
入野忠彦氏(1939年〜2013年)は広島市東区生まれ、武蔵野美術大学卒の洋画家です。
戦後の広島洋画壇で活躍されましたが全国的にはどうでしょうか、相当な知名度があるのかよくわかりません。
現代日本美術展大賞を受賞した「裂罅(れっか)」シリーズや圧縮空気を用いたという「風威」などの連作、全長200mの広島拘置所の壁画等で知られています。
入野氏の事故と原爆体験による「崩壊と生成」感をもとに制作されてこられたとのことです。
『裂罅つまり「ひび割れ、裂かれた」ものは左手を無くした自身の体でありヒロシマです。高度成長を経た日本の風景に封印されている「裂け目」を描いています。』(ほぼ作家自身の言葉を引用)
私は広島拘置所の壁画を何度も見ていますが、爆発的であったり破裂的であったり暗示的な作品群を直接見たことがないので今回の展示を楽しみにしています。作家の自宅で眠っていた作品も公開されているとのことです。
2013年開館の明るく綺麗な(多分)アートスペースで暫し不思議な世界に浸りましょう。
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