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桂福点さんの翔ぶトリウィーク

先週の土曜日、大阪天満宮の隣にある天満天神繁昌亭へ桂福点さんの翔ぶトリウィークという落語会へ落語を聞きに行きました。

桂福点さんにとって今年が噺家になって15周年という節目の年で、たくさんの落語家さんたちが福点さんを激励されながら面白おかしなお話を聞かせてくださいました。

昼の部なので上の段です。

桂二豆さん、桂鹿えもんさん、桂あさ吉さん、太神楽 豊来家 大治朗、露の団姫(まるこ)さん、桂福楽さん、笑福亭鶴笑さん、露の瑞(みずき)さん、そしてトリの桂福点さん。

生の落語を聞いたのがほんとに初めてで、創作落語や古典落語があることも初めて知って、それ以外にも大道芸やパペット落語も味わうことができました。
写真は基本撮れないのですが、途中の口上は撮ってもOKで、しかもそれを撮ったからにはSNSでアップをすると、抽選で上方落語ようかんがプレゼントしてもらえるかもしれないとのことでした。(多分、外れるかなぁ〜と思っていますが…)

口上 左から露団姫さん、笑福亭鶴笑さん、桂福点さん、
桂福楽さん、桂あさ吉さん
露団姫さん、キレキレのトークでユーモアの中にも深みを感じます。
笑福亭鶴笑さん、パペット落語初めて見て、めちゃくちゃ笑いました。桂福点さん、しじみ売りの少年の噺を味わい深く話されて感動でした。
桂福楽さん、桂あさ吉さん

桂福点さんはご縁があって、アトリエリンデン7周年の時に講演をしていただいたことがあって、オ〜ソ〜レミ〜ヨの美しい歌声や、落語ではないですが、「落語家だけれど、落ちない話」をお聞かせくださって、視覚障害者の方のホームでの転落事故が多く、それをなくしたいと思い、お話をされていること、自身は途中失明で盲目になられたけど絵を描くことが好きだったこと、大阪芸術大学へ進まれて音楽や落語に出会われた話などを聞かせてもらいました。
本格的な落語を今回初めて聞かせてもらって、子どもの声や大人の親方、子分、おかみさんなどの声を使い分けて1人で何役もしてまるで映画を見ているような気持ちになりました。見えなくても、情景は見えて言葉で伝えられる力を持ってらっしゃる方だと思いました。

最後の雪景色の中に、子どものしじみ売りの声がフェイドアウトで消えていくシーンも感動的でした。

実はアトリエリンデンも4月で15周年め。
どんなスペースにしていくのか、このままでいいのか、変わらないといけないのか…色々自分自身にも問いかけるこの頃です。

でもまず健康で毎日楽しいと感じられる一年となりますように。

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