赤毛のアンと家のネコ
本当に久しぶりに赤毛のアンを読み返しています。
思えば、アンと同じくらいの歳の頃から読んでいて何度も好きな、【赤毛のアン】と【アンの青春】を読み返していました。その後の【アンの愛情】【アンの友達】【アンの幸福】【アンの夢の家】【イングルサイドのアン】はもう少し大人になってから読んでいて、そんなに何度も読み返さなかったので、最初の2冊はとても印象に残っているのに、あとの方はうろ覚え…。
そして、その後はなんとなく読まずにいたので、今年ようやく【アンをめぐる人々】【虹の谷のアン】【アンの娘リラ】を買いました。そして、これから読むところ。
アンの夢見がちなところが大好きなので、アンがどんどん大人になっていくのが、切なくて…なんとなく読み続けるのができませんでした。
それにしても、アンのお話ってすごい。
風景描写や人物描写、心象風景、人と人のつながり、生と死…なんて巧みに描写されているんだろう。
モンゴメリーはきっと文章で物事をスケッチできる人だったんではないかと思います。
きっと身近な人たちのことを巧みに盛り込んでいるのだろうと、そして、アンの心持ちはモンゴメリー自身のものなのではないかしら?と今回読み返して思ったのでした。
そして、未亡人とオールドミスのお話がなんと多いことか…特にオールドミスは身に沁みて痛感させられるお話なのです。子供の頃は感じなかったのに…
国語の先生が同じ本を年を経て読むと違うところが見えてくるよと仰っていたのが解ります。
そして、ネコたちの描写もすごい。きっと猫が身近にいたに違いないと思います。
私の猫の名前をつけるときに、どうしてもアンの名前が付けたくて、それに、自分の名前の真ん中も付けてアンリと名付けたのですが、アンちゃんアンちゃんと呼んているので、アンという名前には特に愛情を感じます。