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すぐわかる!その不調、自律神経の乱れかも?

前回の記事では、私が子供の頃から不眠に悩んできたのは、もともと自律神経の働きが弱い体質だからという話をしました。↓


そこで今回は、いつも私がやっている自律神経にアプローチする入眠方法を紹介しようと思ったのですが、まず睡眠と自律神経との関係を説明しないことには始まりません。
ということで、まず自律神経について書こうと思ったら止まらなくなってしまったので(笑)、記事を2回に分け、まず自律神経について簡潔・簡単にまとめました!


寝付けなくて困ってるけど、自律神経って???という方はぜひ読んでみてください。



こんな不調は自律神経の乱れかも?

皆さんは、こんな身体の不調ってありませんか?

「毎日朝起きるのが辛く、日中は眠くて仕事が捗らない」
「疲れているのに頭が冴えてなかなか寝付けない」
「寝てもなかなか疲れが取れず、身体が重い」
「なんだか気分が晴れない」
「病院に行くほどでもないけどなんだか不調を感じる、
 または病院に行ったけれど異常はないと診断された」

こういった不調は毎日忙しく働く現代人にはとっても多いんです。
そしてこれらは「自律神経の乱れ」からきている可能性がとっても高いんです。



"自律神経"って?

自律神経とは、心臓を動かしたり血液を身体中に巡らせたりと、自分の無意識下で動くものをコントロールする神経です。

逆に、ペンを握るとか歩くとか、自分の意思で動かすことができるものを体性神経と言います。

自律神経には2種類、交感神経副交感神経があります。


交感神経の働きは、

・瞳孔を開く
・心拍数を上げる
・血管を収縮させる
・胃腸を抑制させる

など、日中元気に活動するためにアクセルを踏む神経です。

例えば、あなたが今山の中にいて、目の前に熊が現れたとします。
するとあなたの身体はどんな反応を示すでしょう?
きっと心臓がドキドキしたり、呼吸が浅くなり冷や汗が止まらなくなったりしますよね。
それは交感神経が過剰にアクセルを踏んでいる状態です。


一方副交感神経は、

・瞳孔を閉じる
・心拍数を下げる
・血管を拡張させる
・胃腸が活発になる

など、交感神経とは逆で、夕方から夜にかけて身体にブレーキをかけるための神経です。例えば寝ている時でも、実は裏で副交感神経が活発に働いてくれているんです。


一方の神経が優位となれば他方の働きは弱まります。
そうやって常にバランスを取ることで元気に過ごすことができます。

しかしどちらかの働きが悪くなったりしてバランスが崩れると、最初に挙げたような身体の不調が起こるのです。


例えば、早朝の満員電車、仕事のイライラ、人間関係の悩みなど…。
日常的なストレスが溜まり続けると、アクセルを踏む交感神経がいつまでも優位な状態にあり、夜までリラックスできずに睡眠障害が起こってしまうんです。
(身体が目の前に熊がいるのと同じ状態なのにぐっすり眠れるわけないですよね。)



私の場合、自律神経が乱れてるなーとわかりやすく感じるのは胃腸。
嫌な気持ちになったり、ストレスを感じるとすぐに胃がキリキリし始めます。
会社にいるだけで胃が固くなり、お腹の膨満感が治らないなんてこともしょっちゅうでした。ひどい時は胃腸炎を起こしていたことも。

あとはやっぱり夜。
例えば次の日朝早く出勤しないといけないというときは夜寝る前から緊張してしまい、眠気はあるのに電気を消すと動悸が起きて眠れなくなってしまいます。


自律神経の乱れは万病のもと

自律神経の乱れが引き起こすのは、そういった不調だけではありません。

自律神経は血管を弛緩・収縮させる働きもあるから、どちらかが優位な状態が続くと血流に影響が出ます。
特に交感神経が優位な状態が続くと血管を収縮させるので、血流が滞り血液がドロドロに…。

結果、内臓の働きが悪くなり万病のもとになりかねないのです。

そう、自律神経の乱れを放っておくと病気を招いてしまう可能性があるんです…。


30代から副交感神経の働きは低下する

さらに怖い話をします。

実は、年齢を重ねると副交感神経の働きが低下し始めます…。
男性は30歳、女性は40歳頃から低下してくるという研究結果が出ています。

ただでさえ交感神経を刺激しやすい日常。
よりによってリラックスするための副交感神経の方だけが低下してしまうなんて、私には大きなショックでした…。


毎日元気に過ごすためには

自律神経が乱れると日々のなんとなくの不調から始まり、ひどいと病気を引き起こす可能性がある、そして放っておくと副交感神経の働きだけが低下していくということがわかりました。

「ストレスは万病のもと」なんてよく聞きますが、自律神経の仕組みを知ると現実味を感じませんか?

歳を重ねても元気でいるためには自律神経を整えるってとっても大事なんです。


もっと詳しく知りたい方におすすめの書籍

ここまで、こちらの書籍の内容を一部参考にしています。

漫画付きでとってもわかりやすく私も何度も読み返しています。
具体的な自律神経の整え方はもちろん、ストレスを溜めないためのメンタルの整え方も紹介されており、ストレスを感じやすい方にはとても参考になると思いますよ。

自律神経について、もっと詳しく知りたいという方はぜひ読んでみてください。


さて、簡潔にではありますが自律神経の仕組みについて説明しました。
これを踏まえて次回の記事では、自分も寝つきが悪い、自律神経のバランスが乱れているかも…という方に、長年の睡眠障害から得た私なりの入眠方法をご紹介しますね!

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