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「ブルー」の意味を深めると

色のお話をすると、よく何色が好きかで性格わかりますか?と訊かれます。

そうですね、性格というか、その方の傾向やパターンが現れるというのが、私からのお答えです。その色が好き=そのようなところがある、その色を求めている、のいずれかに該当することが多いですね。

ブルーは多くの人に好まれる

そんな中で、ブルーは多くの人に好まれると言われています。これは国民性もあまり関係なくです。他の色、例えばレッドやイエローは国や地域、宗教や思想の違いなどで、好みの色ランキングはさまざまです。

ブルーが好まれる理由は、どこからでも平等に見ることができる「空」の色だからと考えられますね。そして、「空」は手にすることができない憧れのような感覚的なものであり、地球を包み込む存在だからでしょう。そこから生まれる安心感や落ち着きがつながっていると思います。

でも、ブルーは何を連想するかでその意味はさまざま

「空」からの連想だと、先ほどの説明のように「安心感」「広い」「自由」などがあげられます。守られているような気持ちになったり、自由な発想を感じたりします。また、空は、決して手にすることができないので、とても感覚的な意味にもあります。また、空でも昼間の青空と、夕暮れの「インディゴ」では、意味が違ってきます。

ゲーテが「色彩論」で著している「陰」もブルーで象徴しています。これは、光にもっとも近い色を「イエロー」、もっとも闇に近い色を「ブルー」。ということからです。

陰は光が無いことから、寒さ、内向き、収縮など、色彩心理的にも説明できる意味があります。同じ大きさのイエローとブルーを比べると、ブルーの方が小さく見えるのは、収縮色であることを説明できます。(実際には色相より明度が関わっていますが)。そして、収縮するというのは、内側に力がかかり、固さに繋がります。その「かたい」という意味から、真面目さや誠実さにもなります。

「海」や「水」からの連想だと、冷たさ、冷静、柔軟性、流れを表します。先ほどの、収縮のかたさとは相反する意味になります。真面目で融通がきかない状態とは違って、その状況の流れにのる、混ざりやすことから「優柔不断」などの意味になるところが、ブルーの意味をどう読み解くかの難しい部分です。

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カラーセラピーやカラーリーディングのカウンセリングで、ブルーという色をどのように扱うかをより詳細にするために、多くのシステムでは、何色のブルーが入っています。ターコイズやインディゴなどです。それらの違いは、ブルーの中でも連想するものを変え、意味の読み解きの違いを明確にするためだと言えますね。

このようなことから、「ブルーが好きです」という方には、「どんなブルーですか?」と尋ねると、より意味を深めることができます。

もちろん、他の色(レッドやイエロー)でも同じことが言えますが、ブルーはその傾向が強いと感じます。

ブルーは「女性」を意味するのは?

カラーセラピーを学ぶと、ブルー=女性性、というのが出てきます。これは、聖母マリアさまがブルーを身に纏っているから、という象徴学的な意味がありますが、それ以外にも説明ができます。

女性にとって一番の特徴は、「妊娠」です。命を自分のお腹の中(内側)で守ります。そのときにお腹の中には「羊水」があります。そう、「水」が関わっているのです。それも内側で。いずれもブルーの意味になります。そして、大空のように包み込む愛を子ども向けるところもブルーで表せますね。もちろん、内側という意味からは、身内=家族、もありますので、愛は家族に向け、大切に守る役割を表します。

色の意味、いろんな角度から解説できるおもしろが大きいのも、ブルーだと感じています。



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