がんばったのに「大したことない」
山田由加子です。
「料理やお菓子作りを教えています」
と言うと、どんな人だろうと想像するでしょうか?
今はどう捉えられているかはわからないのですが、
少なくとも私の時代は
「裕福なマダムが自宅のキッチンを開放して教えている」
「主婦業の片手間でやっている(だから儲からなくていい)」
「教室業は儲からない。赤字で当たり前」
そんなイメージ。
実際そのようなことを言われたこともありました(苦笑
だからこそ
「自宅のキッチンではなく、教室用のキッチンでやりたい!」
「ガチでやりたい。教室業は片手間で出来るものじゃない!」
「ちゃんと利益を出して、経済的に自立したい!」
という思いで教室を運営してきました。
「じゃあそのためにどうすればいいか?」
あれこれ試行錯誤しながら少しずつ形にしていくことは楽しかったし、
今あるもので工夫する楽しさも覚えたし、
起きたことや失敗からすぐ修正する行動力の早さも身につけて、
ようやくようやく、念願のアトリエを持てた!
今だったら
「よくがんばったよね~」
「すごいよ!」
「何があったからここまでこれた?」
と自分に言えるのだけど、その頃の私はそう言えなかった。
自分よりちょっと先を行っていたり、
自分よりも恵まれた環境の人を見るたびに、
「私のがんばりって大したことじゃない(だからもっとがんばらなきゃ)」
という気持ちと
「どれだけがんばっても、どうせ最初から恵まれている人にはかなわない」
という気持ちが出てきて。
気がつくと比べるのは
「昨日の自分」
ではなくて
「同業者と自分」
になっていったのです。
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