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ペットを洗う石けん

 石けんの製造販売をする私たちは、犬の石けんも作っています。

 ペットを洗う石けんは、雑貨扱いのため、業者登録をしていなくても製造し販売することが出来ます。(それでもPL保険の加入は推奨されますが)

 雑貨として販売OKですと、なんでもアリになってしまうのですが・・・


化粧品と雑貨の違い

 そもそも、化粧石けんと雑貨石けんの違いは何でしょうか?

 まず、PL法(製造物責任法)にしたがい石けんを区分すると、人体に用いるか、用いないかと言う点で分けることが出来ます。

人体に用いる石けん
・医薬部外品石けん:ある一定の効果効能を言えるもの
・化粧石けん:上記以外
この2つは薬機法で定められているもの。

人体に用いない石けん 雑貨石けん
・洗濯用、食器洗い用:家庭用品質表示法に基づいて表記される。
・その他、雑貨石けん 

化粧品

⚫人の皮膚、人体に触れるため、国が定めた規定を満たしている。
 ・全成分表示が義務づけられている
 ・製造管理者がいて、適切な製造所で作られる

雑貨

⚫人の皮膚に触れないように、という表記をすれば販売出来る。
 ・成分表示が必要ない
 ・どこでも作れる

市販のペット用シャンプー

 ペット用のシャンプーは雑貨です。
 成分表示がないため、その中身が何なのか、消費者は知ることが出来ません。

 以前に記事に書きましたが、白い犬用のシャンプーには、蛍光塗料が入っているものもあると聞きます。
 さらに、安いシャンプーは水と起泡剤ばかりで、泡は立つけど実際に洗えているのかは謎というものあるそうです。

犬の特徴

表皮の薄さ

 人の表皮が0.1~0.2mmであるのに対し、犬の表皮は25~40μm。人間の1/3~1/5の薄さです。 
 被毛に覆われているからこそ、表皮は薄いのですね。

 だからこそ、刺激の少ない石けんで洗う必要があるのです。

皮脂の成分

 犬の皮脂はワックス状で粘性が強いのが特徴です。皮脂が少ないと毛艶が悪くなり、多すぎると細菌や真菌が繁殖し、悪臭や皮膚病を引き起こします。

 必要以上に皮脂を取り過ぎず、でもしっかりと洗えることが重要です。

被毛

 犬の被毛は、その犬種らしさを示す要素です。
 トイプードルと柴犬が同じシャンプーで洗うのは変な感じがしませんか?

 人間の髪を洗うシャンプーには、ボリュームをアップさせるものや抑えるもの、脂性肌用など様々な種類があります。

 犬を洗うものだってその犬に合ったものを使うことが、その子の個性を際立たせることになるのだと思います。

ボタニカラボの犬用石けん

 私たちが作る犬の石けんは、雑貨です。
 法律上、人間の皮膚に使うかどうかで区別をするため、化粧品ではなく雑貨ということになります。

 しかし、私たちが犬用石けんに使っている材料は化粧品として製造するものと同じものです。(むしろ、種類によっては人間用以上に高級なオイルを使うものもあります)

 現在私たちは、その犬種が持つ皮膚の特徴に合わせて、乾燥肌用、脂性肌用、オールマイティの3種類を販売しています。

 ぜひ、ショップをのぞいてみてください。
 石けんの説明に、おすすめする犬種も載せてあります。

 また、犬用石けんのオーダーメイドも可能です。(5個~)
 「うちの子」に合わせた犬用石けんをお探しの方はお問い合わせください。


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