見出し画像

石けん工房を作りたい:仲間あつめ

 現在、化粧品製造販売業・製造業の申請をしているところです。

 昨日は、なぜ石けんの製造販売を始めるに至ったのかを中心にお話しました
 今日からは、申請までにやったことを書いていこうかと思います。


最初に仲間を集めた

 私は、HSA(ハンドメイド石けん協会) に所属しているのですが、協会では定期的に製造販売を始めたい人向けの勉強会が開催されています。

 私はその勉強会に出たことがあるので、製造販売をするのは結構高いハードルがあることを知っていました。

 申請するのも場所の確保も大変そうだしどうしたらいいか・・・と教室の先生に何気なく話してみたら、では一緒にやろう!という話になり、他にもう一人の石けん好きを誘って3人で工房を立ち上げることになりました。

 何かやりたいなと思ったときに、一緒にやろうって言ってくれる仲間がいるのは心強い。
 そして、そういう仲間がすぐに見つかることもご縁だし、私は人間関係がラッキーだなあとつくづく感じます。

 3人(最終的に4人になった)とも、別の仕事をしているから、一人で石けん工房をやるのは負担感が強いのですが、みんなで手分けをすればなんとかなるんじゃないか?って言う感じです。

 まあ、このあたりまでは結構ノリでいけた。

許可を取らなければいけない

化粧品の製造業および製造販売業・については、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」で定められています。

 化粧品を販売するためには「化粧品製造販売業」の許可、製造するためには「化粧品製造業」の許可が必要です。

 作った化粧品を販売したい場合は2つの許可を取る必要があります。

 申請するのは県庁の薬務課というところ。
 まずはどういう感じで手続きを進めればいいのか、担当者にアポイントを取って話を聞きに行きました。

第1回の訪問でもらった宿題

 化粧品の製造販売業・製造業を申請するには、資格ある統括製造販売責任者を設置する必要があるのですが、実は、これが結構なハードル。
 統括製造販売責任者となる人が持っている資格は以下のいずれかです。

・薬剤師
・旧制中学もしくは高校またはこれと同等以上の学校で、薬学又は化学に関する専門課程を修了した者
・旧制中学もしくは高校またはこれと同等以上の学校で、薬学又は化学に関する科目を修得した後、医薬品、医薬部外品または化粧品の品質管理または製造販売後安全管理に関する業務に3年以上従事した者
・厚生労働大臣が前3号に掲げる者と同等以上の知識、経験を有すると認めた者。

 工房を立ち上げる本人が要件を満たしていれば良いのですが、そうでないときは探さないといけません。
 しかも、これらの要件の人を、フルタイムで雇う必要があるのです。

 私たちの場合、知り合いに薬剤師とか工業高校の化学科出身者とか、いなかったのでいきなり暗礁に乗り上げた感が・・・

 だけど、この要件の人を探さないと次に進めない。
 高校で化学の勉強した人っていう人こそ見つけづらいし、どうにかして暇な薬剤師さん(失礼な言い方?)を探すも、そんな人いない。

 いまどき、仮に高齢であっても、薬剤師免許があれば、働いているのですよ。

 すごいね。薬剤師免許。一生食べていける資格なんだな。
 どうしてそういう道に進まなかったんだろうと、何十年も前の自分の進路選びを後悔・・・。

 最終的に夫に相談してみたところ、知り合いの医師の奥様が薬剤師であることが分かりました。(早く聞けばよかった)

 その方に連絡を取ってみると、仕事は病院のお手伝いをする程度だから、石けん作りを手伝ってもいいとのこと!!
 素晴らしい。
 やっぱり私、人間関係ラッキーだわ。

 あとから思いついたのは、理科の先生とかでも良かったのかも。定年退職されている方とか、教員を辞めた方とか。


長くなってしまったので、続きはまた明日。
何回シリーズになるんだろう。




いいなと思ったら応援しよう!