身体から邪気を抜いた話②
邪気抜きまでの日々、わたしの神様たちも
「絶対に守るから心配するな」
と言い続けてくれていた。
それでも怖かった。
できるかどうか、ちゃんと結果が出せるのか、
自分でないものがわたしに入って大丈夫なのか?
怖いと言っても、いろんな種類の恐怖がやってくる。
そうして迎えた邪気抜きの当日。
ご依頼主さまの営業後、サロンに伺った。
行くまでの電車で、気持ちを整えたいと思いつつ
友だちとくだらない話題のLINEで盛り上がってる中
怖いと思う気持ちが強くなり、
思わず
「これから身体から邪気を抜く仕事をするのがすごく怖い」
と送ってしまった。
「大丈夫?終わったら飲みに行こう!」
と言ってくれた友人たち。
おかげで、少し気持ちを落ち着けて向かうことができた。
ご依頼主さまと向かい合わせに座り、工程を説明。
わたしは身体を任せるだけだったので、
あとはご守護さまに言われた通りに動くだけだった。
ドス黒いヘドロのような、スライムのようなものが出てくるとき
吐き気をもよおした。
それでも、必死になってかき出し、取り除く。
その過程で、邪気が言ってきた。
「怖いだろう」
そうか、この邪気は宿主を怖がらせることを楽しんでいたんだ。
だから命までは奪わないようにダメージを与える。
その痛み、苦しみに恐怖を抱える日々を送らせることが目的だったのだ。
このご依頼主さまから、いつも「怖い」という言葉が現れ
「何か怖いと思うことはないですか?」という質問をしても、
あまり明確な答えは出てこなかったけれど、
怖いという感情と向き合うように言われていた原因がやっと理解できた。
全てをかき出し終わったとき、
わたしの体は汗でびっしょりだった。
長年邪気がいた場所には穴が空いてしまっている。
そこにまた邪気が入ることがないように
わたしの白龍さんのエネルギーを入れてあげるまでが
今回の使命だったので、そのエネルギーが馴染むまで少し時間を置いて
邪気抜きは終了した。
ご依頼主さまは、わたしが引っ張り出す工程も、
龍のエネルギーを入れる工程も感じ取ってくれていた。
ご依頼主さまご自身のエネルギーが整うまでは龍が守ります。
それでも仕事柄、また邪気の影響が出るかもしれません。
そのときはまた取り除きますので、もう大丈夫です!!
今(別の方から)学ばれているエネルギーワークの中で
きちんとエネルギーが整い、
ご自身が強くなればわたしが抜かなくても良くなります。
というお話をして、全てを終了した。
わたし自身はエネルギーを消耗はしたけれど
邪気に侵されることがなかったのは
わたしの御守護さまたちのおかげなんだと思う。
今年の5月、白龍さんと出会っていなかったら
わたしはこの作業をすることができなかった。
全てはなるようになっている。
本当にそう思わざると得ないできごとだった。
無事に作業を終わらせられたことに
達成感と感謝と少しの恐怖を感じながらの帰路、
友達にLINEすると
電車が到着する時刻に合わせて集まってくれた。
みんなで飲みながらバカ話をして、
大人になっても、母になっても、こんな時間を過ごせるなんてと
自分の幸せさに感謝をした夜となった。