カフェと育児
※ひいろさまよりヘッダー画像をお借りしました。感謝。
小粋なカフェでデート♡などはるか昔。
「小さい子どもがいるとおしゃれカフェなど行けない」
これは育児あるある話ですが、みなさまにとってはいかがでしょう。
小さい子の世話に神経をすり減らしながら、カフェでくつろぐというのは
私にとって、湯を沸かしながら氷を作るような矛盾の所業である。
マルチタスクは好きじゃないのだ。
外野としても小さい子が騒いでいたら、カフェのゆったりとした雰囲気が十分に満喫できないかと思う。
(少子化で価値観の揺らぐ現代。こういうこと言うのはデリケートな問題だけど)
人はなぜカフェに惹かれるのか。
カフェとは単なる飲食店ではなく、静かでこじゃれた雰囲気を愉しむというか。大人の空間というか。素敵なインテリアに香ばしい珈琲と甘い焼き菓子の香り。カフェという単語から醸し出されるえもいわれぬ安らぎと癒やしよ。
ゆえに私は行けなかった。
キャフェーで茶しばきながらマッタリとしゃべくり倒す・・・
(若い時代を過ごしたので、私の中の一部が妙な大阪である)
もちろん、絶対に不可能ではない。
そういうことをサラッとできる器用な親御さんもいるかもしれないし、よく訓練された上品な子どもなら余裕かもしれないし。寛容な店なら騒ぐ子どもも温かい目で迎えられるだろう。
粗野な私とわが子達に、その発想がなかっただけの話だ。子を連れていけるのはファミレス・回転寿司・フードコートくらいなものだったから。
というわけで若干恨み節が滲んでいるが、子が生まれて10年ほどオシャレなカフェでゆっくりした記憶がない。
せいぜいスタバのドライブスルーでコールドブリューうめぇとかその程度だ。
そんな折、子(長男・小2)がある日突然、「近所の古民家カフェ」に行ってみたいと言い出したので、長女(小5)も誘って行ってきた。
もう静かにしろと言ったら、静かにできる年頃になったということだ。
「お前を生みだしたから行けなくなった所へ、お前自らが行きたいと言い出す、この世の不可思議さよ。」と自嘲しながら。
少し退屈そうだったけど、ジェラードやらケーキセットを満喫できたようだった。(長男がチョコミン党だったと初めて知った)
「いいかい。デートする時は、こうやって静かなカフェでも行って小粋な会話を楽しむんだよ」
教科書に載ってない、ソーシャルなスキルを教えるのもまた親の務めか。
これからは上の子ども達とカフェ巡りを趣味に♪(夫はベビィとお留守番)
テンション上がったので、そのあとノリで山登った(やはり、粗野)
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