湖北の風景29 攻略!鎌刃城
※5月の新緑と薫風の中で登る古城。
まさしく、この世の至福を凝縮したが如きひとときであります。(個人の感想です)
近所(家から見える範囲)の低山(〜300m)は道があろうとなかろうと、だいたい子どもと制覇したアウトロー系登山初心者こと、アトリエトモコです。
本日は満を持して、鎌刃山(かまはやま)へ。
国史跡および続・日本百名城に数えられる山城跡です。
・おまけ
鎌刃城跡(かまはじょうあと)
米原市番場(ばんば)の標高384Mの山頂に位置する戦国時代の山城跡。
平成17年に国の史跡に指定されています。
江南と江北、そして動乱の時代の「境目の城」として、ネコの目のように帰属を変えています。京極氏と六角氏の攻防や、織田信長と浅井長政の攻防の舞台となり、石垣・堀切・曲輪などが見事に残されています。その遺跡の規模は湖北でも最大級を誇ります。
中井均さんの本とかによると、建築様式も後世の築城に影響を及ぼすような、時代の境目の城であったとか。うろ覚え。
山ヒルが出るとかマムシや熊が出るとか滑落事故とか、色々噂を聞いて尻込みしていたのですが、登山道や案内板が整備されていて、バリルート(バリエーションルート、すなわち外道登山)に身をやつす身としては、余裕のハイキングでした!
ウソ、西郭の急峻な郭群は手をつかないと登れない箇所も多く、城攻めの苦労を垣間見た気がしました。(モタモタ登っている間に射られるやーつ)
山城の曲輪・堀切・土塁とか、実は古墳以上には、理解していない部分が多いのですが、身体で覚えるというか。身をもって山城の構造を知った気がします。
誰も居なかったので、山頂の主郭虎口に腰掛けて長閑にランチタイム。
お供は小2の長男。やや朽ちかけた危うげな展望台が遊具っぽくて気に入ったようでした。(私の体重で潰れないか心配しつつ、登りました)
山裾の、獣に食い荒らされた筍を横目に、攻略の高揚感と共に下山した1日でした。
・まとめ
鎌刃山は良く整備された山でした。
参考
・観光マップ「まいばらの歴史街道」
・鎌刃城トレッキングマップ
等
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