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蜂の末路

※後日譚。以下、毒虫注意。良い子はマネしないでね!

息子達を殺ったアシナガバチの巣は玄関を出てすぐの木製プランターボックスの下に作られている・・・
基本的に私は虫に寛容な姿勢を貫いていますが、可愛いわが子が連続して蜂の被害を受けたのはゆゆしき事態。かわいそうだけど、駆除にのりだそうと心に決めました。

前回記事『蛇のヒレ・蜂のヒレ』より


先日わが家を恐怖のどん底に陥れたアシナガバチ。
これ以上の被害が出ないように、速やかに駆除することにしました。

「アシナガバチ 駆除」などで検索すると、害虫駆除業者がスポンサーでずらりと並びます。需要のある(美味しい)ビジネスなのでしょう。
ページを開くとどの業者も見やすく、写真を交えた平易な文章で適切な対処法を教えてくれます。
おしつけがましくなく、ページの下には
「自力で無理なら、プロにおまかせください」と親切に連絡先が記されています。

「スズメバチは自力解決をオススメしないけど、ミツバチやアシナガバチは気をつけたら自分で駆除できる」という説明を信じるまでもなく、自らの手で殺るつもりでしたが。

私がとった方法は、とてもエコでシンプルなものです。
この方法は、玄関先なので条件に恵まれたからとれたと言えます。
(そもそも玄関先でなければ目こぼししている巣でありますので)

1.営巣されているプランターボックスをひっくり返す。
2.蜂の巣をホースのジェット水流で落とす

肌を極力露出しない格好で、そーっとそーっと、プランターボックスに乗せていた鉢などを下ろしました。
骨を盗みとり、バレたら噛みついてくる仕掛けの猛犬の玩具みたいな気分です。(嫌な汗ダラダラ、てか普通に暑い)
全て下ろし終えると長い木材を使ってプランターボックスを思い切り突いてひっくり返し、すぐに玄関の方へ逃げこみ扉を閉めました。

うちは諸々の事情があり玄関扉が二重構造になっています。そういうわけで1枚目のガラス戸越しに「蜂の巣をつついた後」をじっくり観察しました。

巣を倒され怒り狂った蜂たちがブンブンと舞い上がりますが、半径2メートルも遠くへは飛ばない。飛行速度はゆるやか。攻撃対象に突撃する風でもない。
冷静に安全地帯で見るとたいしたことないやん。

呼吸を落ち着かせたあと、玄関脇のホースをジェット水流に合わせフルスロットルで巣にぶちかましました。
向かってくる蜂も今は止まって見える。
飛ぶ蜂を水流で打ち落とし、その時はまことに狂戦士状態のアトリエトモコでありました。(アドレナリン全開)

が、しかし巣は落ちましたが運悪くプランターボックスの脚に引っかかり遠くへは流れてくれないようです。
これ以上は分が悪いと判断し、一旦戦場を離れました。

地に落とされた蜂の巣。
ホースの水と折からの大雨で濡れそぼったみすぼらしい巣。
それでも数匹の残党が巣から離れようとしないのは哀愁を誘います。

雨が止んだら、毒ガス(殺虫剤)で一斉に楽にしてやるからな。
南無阿弥陀仏。(こんな時だけブッディスト)

(蜂対策サイトより)
「女王バチが生きていると同じ場所に再び巣を作られるおそれがあります」

今度巣を作る時は、もっと人通りの少ない場所にするんだよ。
こちらが本日の蜂の末路でございました。

以上、
私は極度のアレルギー人間なので、刺されなくて良かったです。
蜂シリーズ、読んでくださりありがとうございました。
頂いたみなさまのスキ♥は蜂への供養と刺されたわが子達へのケアへ還元いたします。

娘(9)作(掲載了承済)
蜂の比礼を持つスセリビメちゃんとオオクニヌシさん(ラフ)

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