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選択しない自由

※人生は選択の連続ですね。
お買い物画像をお借りしました。

最近はもっぱらドラッグストアで食料を調達していますアトリエトモコです。
近所に新しく出来た某「元気」みたいな名前のドラッグストア。
お肉も野菜もお惣菜も網羅しています。

駐車場はガラガラだし、カブトムシみたいな新築のニオイが鼻につくし、接客は素人だし、微妙だなと思っていましたのに、気付けば夕方になるといつも駆け込んでいます。

物価高騰のご時世。
お品の価格が安い・鮮度が良いという条件はもちろんなのですが、
「選択しなくていい」という気楽さが心地よいのです。

どういうことかというと
大型スーパーのようにだたっ広い通路に派手な陳列やポップや変則的な商品がない。
「本日の特売」商品はあるけれど定位置は崩さない。

これがお得かしら、あっちも見逃すまいと目移りするのが主婦の性。

コンパクトな店内で、この棚のここへ行けば必ず牛乳がある、同じ棚に肉もある。時短と、選ぶことへの心理的障壁の低さが、大変に心地良いのだと気付きました。

思えば家事育児の類は選択の連続。
職場ではどうだろう。
仕事では多少の人間関係の煩わしさはあれど、家事育児と比べて、やるべきことの選択への障壁は段違いに低い。
(つまりやるべきことだけやれば良い)
少なくとも大人同士のやりとりで突如「抱っこして〜」「ウンチ出た〜」とは言われない(笑)

「ハァ〜♡お疲れさま〜」とコーヒーをすすってぼーっとできる「選択しない自由時間」(たまにね)のありがたいこと。おまけにお給金までついてくる。

若い頃は仕事に縛られるのが苦痛だったのに、より苦痛な状況を知って仕事を感謝しだす人間のあさましさよ。

それはさておきこの「元気」さん。
レジ袋が無料なのも佳き。
北陸を中心に展開し、滋賀県内に14 店舗もあるそうだ。

近ごろでは駐車場はほぼ満車状態。
隣町にもオープンしたそうな。
この「選択しない自由」の快適さに気付いた人も多いということでしょうか。
「タイパ」「コスパ」が重視される。
何かこの時代にウケるヒントがありそうですね。

もちろん潤沢な資金と選択の時間があればお買い物はエンタメなのですがね。
どちらも持ち得ない育児プロレタリア民的にはこのお店は大変助かっています。

まあ、たまには我々夫婦が「ヒラメ狩り」と呼んでいる半額の刺し身を買い漁る夜の某「双葉屋」みたいなスーパーでのショッピングは格別の時間です。
この時ばかりは「選択する楽しさ」をちょっぴり味わいます。

旨いヒラメの刺し身と共に、酒を飲んで忘れるのも「思考の選択しない自由」を楽しんでいる証でしょうか。




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