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あ!コレ、アノ中庭!?

“あ!コレ、アノ中庭…ぢゃね?”

実にオタクゴコロくすぐるとゆーか…ある種、デジャヴとゆーか…。

某LINEで友だち登録中の、旅関連の某サイト。

《行ってみたい海外のお城と宮殿特集》の、某配信日。

歴史圧と風格美に彩られた現地画像と、‘コロ助がおとなしくなったら、ぜひおいでなさいよー!’風味の旅誘惑レポ。

かつて一夜を明かした、某国古城ホテルの記憶が呼び覚まされつつ。

ツィツィツィ~と、人差し指スクロール。

…で、スマホ画面の上端に消えかかった画1枚が‘記憶の琴線’に触れた。

“…どっかで見たな、この中庭?”

…とはしながらも。

幻想的な朝靄の中、朝の準備に余念なきスタッフたちが意外にワラワラ動き回っていた某国古城ホテルの中庭、ではない。

“…この階段、この柱、この雰囲気…”

絶対見てる、どっかで。

ヒトの名は覚えぬタワケだが、顔は全身の雰囲気と共にひと目で焼き付くポラロイド網膜。

街なか、たまたますれ違ったヒトとどこぞで再び遭遇しても、必ずピンと!

“あ、あン時すれ違ったヒトや”

目分量とイメージ記憶なら、右に出るヤツはいても左に出るヤツはいまい…と、自負するアテクシ。

“…この手すりの斜め具合…”――絶対、どっかで。ポラロイド網膜にゃ狂いナシ。

“あ、ハイネ…ちゃう?”

そう――《王室教師ハイネ》劇場版!たまたまヨーツベで観た‘ほぼ全’動画の1シーン。

イヴァン&ユージン王子VSレオンハルト王子――ハイネ先生を審判に、剣の試合に奮闘した王宮の中庭――絶対、そう!きっと、コレ!

[合致率:99.274%]

大脳オタク野はそう告げているのだが…果たして!?

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