子供が描く、良い絵とは?
突然ですが、
こどもが描く良い絵というものは
一体どんなものでしょうか?
はみだしたりせず、ぬり残しのないものや、
よりリアルに描かれた丁寧なものだと
一般的には捉えられると思います。
スキルの面が重視されたり、それしかみられていない場合もよくある話です。
もちろん、スキルが高いことは
その子にとってね素晴らしい武器になり
強みにつながってゆきます。
しかしそれ以上に、
絵を描いてゆくプロセスを重視することが
大切ではないかと私は考えています。
自分で方法を考えたり、
色々と探る時間もやはり必要だと思うのです。
そこでのチャレンジや葛藤
さらには失敗を経験することにも
価値がありますし
自分の感じ方や表し方が受け入れられることで
自信がつくようになります。
また、自分とは違った感じ方や考え方を認められる経験にもなるんです。
これは私が良く使う
"みんなちがってみんないい"のことです。
ありのままの自分を
かけがえのない存在として大切に思い
自己肯定感を高めてゆけるのです。
こども時代というのは、
想像力(創造力)の豊かさや、感受性の高さ
時には身体的であったり、直感的な表現など、
この時期ならではの表現がありますよね。
自分でストーリーを考えたり、空想したり
飛んだり跳ねたり、、、。
それは大人の想像をはるかに超えますし
心に深く刻まれることや
記憶に残ることも大人とは比べ物になりません。
それらを自己表現として様々なカタチにしてゆくことで、
将来ゼロから生み出す力やクリエイティブな発想につながってゆくのではないでしょうか。
ですから、良い絵とは仕上げた作品だけをみて
判断するのはとても難しいことだと私は感じています。
結果が良い絵であることはあまり重要でなく、
より自由にのびのびと自分らしい表現ができているかが大切になってくるのではないでしょうか。