ゼンタングルってなあに?
さて、「ゼンタングル」という言葉を聞いたことのある方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
日本の禅(zen)+絡まる(tangle)がくっついた造語で"Zentangle®"です。商標登録されてるのでややこしいですが®も入れています。
ゼンタングルメソッドは2004年、アメリカで生まれました。創始者はマサチューセッツ州に住むリック・ロバーツとマリア・トーマスのお2人です。現在に至るまでファミリービジネスとして展開し、世界中にこのメソッドを広めようと活動されており、毎年CZT(ゼンタングル認定講師)資格取得のためのセミナーが開かれています。教えることはCZTのみに許可されています。詳細は公式HP "https://zentangle.com" をご覧ください。
【ゼンタングルメソッドの特徴】
簡単に学べて、リラックスできて、構成されたパターンの組み合わせを描いていくと、結果として美しいものを生み出すことができます。
と言うと難しそうですし、本当?と思うかもしれませんが、"icso"の4文字が描ける人なら誰でも描くことができます。
今でも偶に不思議に思いますが、ステップに従って描けば、なぜか描けるしリラックスして集中するのでスッキリします。ついでに机の上には可愛いものが転がっています。
【基本の8STEP】
Step1. Gratitude and Appreciation (感謝)
Step2. Corner Dots (小さな点)
Step3. Border (ボーダー)
Step4. String (ストリング)
Step5. Tangle (タングル)
Step6. Shade (シェーディング)
Step7. Initial and Sign (イニシャルとサイン)
Step8. Appreciation (感謝して鑑賞)
いきなりの専門用語で申し訳ありませんが、ご覧の通り、感謝に始まり感謝に終わることが特徴です。
武道のお稽古が礼に始まり礼に終わるのと同じです。
珍しいと思いますが、ただ絵を描くのとステップを守ってゼンタングルを描くのでは体感が異なりますので、ぜひお試しください。どちらが良い悪いではなく、別の行為として私は捉えています。
今この時間に描けること、素晴らしいお道具(質の良い紙、ペン)全てのことに感謝して、呼吸を整えてからはじめるのです。
この儀式ともたらされる心地よさから「描く禅」とも呼ばれています。
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