彼の人生彼のもの、周りはサポートするだけで良いのだ
中学3年生の二学期は、進路決定が色濃くなる時期です。
今日は、どうしても食べたくなったパフェがあって。
栗の渋皮煮とりんごシャーベット、さつま芋チップス、マロンクリームに紅茶のゼリーを重ねた、秋の味覚盛りだくさんなパフェ。
それだけを堪能すべく出かけて、お一人様で戴いて、いい気分で帰ってきたところに長男が帰宅。
出された手紙を見て、
そうだった!
と、日常に戻されました。
今年の4月までは、何の引っかかりなく、あの学校、この学校って言っていられたんだけれど、長男が“てんかん”を発症してから、私は、色々考えてしまいます。
薬で症状はコントロールできているけれど、学力に見合った学校より1ランク下げた方が良いのではないか、とか、私立の高校より公立高の方が良いのだろうか、とか、家から近い行きやすいところがよいのか、とか、取得予定の福祉手帳の級による影響は無いのだろうか、とか。
私の実姉は、同じ時期に側湾症で手術対象になっていて、母は、手術による学力への影響を懸念して、姉の実学力よりランクを下げた学校へ行かせたのですが、その時の母の心境と被っていることに気づきました。
長男は、普段は、症状を持たない子供たちと変わらない生活をしていて、学校生活にも何ら支障はなく、発作が起こった時に対応が要るだけ。だから、何も変わらないし、本人の希望が通るようにサポートするだけなのですが、うん、そうだね、サポートするだけなんだよ!
そもそも『彼の人生』なのだから。
志望校のクラブ体験会の募集が始まったことを知って、参加申込みを済ませた後、ご機嫌な長男を横目に見ながら、心の中で、大きくエールを送りました。