わたしがフォトグラファーになった理由
はじめにお伝えしておくと、
カメラマンになるとこんなに稼げる!だとか、利点などを総まとめしたような記事ではありません。
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元々わたしが育った家にはアルバムや写真が多く飾られていました。こういうと育ちが良さそうに聞こえますが、超ド貧乏育ちです。
母が趣味でカメラをやっていたのもあり、
小学4年生の頃はじめてフィルムカメラを借りて写真を撮り始めました。
が、6年生で地面に落として壊しました。
その後はお小遣いを貯めては、歩いてすぐの近所のカメラ屋さんに使い捨てカメラを買い、撮っては現像し、100円割引のサービス券が貯まったらまたカメラを買う、の繰り返しを中学生までやっていました。
毎回写真屋のおじちゃんおばちゃんが、撮ったものの中で一番いい写真をおまけでカレンダーに印刷して渡してくれたりして、とても嬉しかったのを今でも覚えています。
高校生になってアルバイトしてお金が貯まってからは、念願のフィルムカメラを買いました。
もちろん下手くそだから現像に上がってきた写真は露出に失敗したりもたくさんしていたけれど、ファインダー越しに見える世界が眩しくて楽しくて仕方がありませんでした。
中学生の頃にはもう何となく
写真の仕事をしたいとぼんやり考えていて、
高校生では完全に写真の道に進むことだけしか考えていませんでした。
高校3年生で写真現像のDPEショップでアルバイトからはじめ、卒業後はアマチュアスポーツの登録カメラマンからスタート。
その後学校写真、着物も扱う小さな写真館などを経験し、21歳でブライダル写真の大手の会社に就職。30歳で独立しました。
恐らく今どきでは珍しい、
子どもの頃からずっと写真が好きで、大人になってフォトグラファーになったタイプの人間です。
だからわたしがフォトグラファーになった理由は、
「昔からずっと写真が好きだから」です
だから何だと言われたらそこまでですが、
昔からの夢を叶えることができた自分を、今でもとても誇らしいと思っています。
誰も褒めてはくれないですけど。