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【にじさんじイメージソングアルバム / 制作のお話 2】M2.えびばでぃぐっもーにん!(物述有栖イメージソング)

前回からの続き。引き続きアルバムの楽曲紹介を行っていきます。
今回は二曲目、有栖ちゃんイメージソングについて!

タイトル、歌詞について

有栖ちゃんと言えばニチアサのお茶会ということで、タイトルもストレートに「えびばでぃぐっもーにん!」です。歌詞も配信の内容からキーワードを拾った部分が多くて、王道キャラソン的なものになりました。

曲順は一曲目のしずりん先輩は前回書いた理由で不動のものだったので、次に朝に近い時間帯ということで二曲目に持ってきました。

今回のアルバム収録曲の制作順はざっくり
1.全体曲(にじさんじ)
2.JK組(委員長 / でろーん / しずりん)同時進行
3.えるえる
4.刀也くん
5.有栖ちゃん
6.むぎちゃん
という流れだったんですが、えるえるまで書いたところで歌詞にちょっとメッセージ性の強めなものが固まってきたなと思って。

一枚を通して聞いたときの印象が重くなり過ぎないように、有栖ちゃんと刀也くんにはバランサーとしての役割を担っていただきました。普段にじさんじ内でも何となくそんなポジションかな?というイメージがあります。

全体的にキャッチーな歌詞を意識しつつ、大事なことは書きました。特に一年振り返り配信での「みんなに恩返しをする二年目にしたい」と話していたのが印象的だったので、有栖ちゃんのその気持ちは入れたいなと。

英語は耳で聞く分には普通ですが、歌詞の表記上はひらがなにしています。どこまで漢字を使うか、とかも地味に難しかった…読みやすさとの兼ね合いも考えつつ、良きところを探りました。

没案としては他に「封印されし右腕(立ち絵で固定されている右腕)」に何かそれっぽい意味を持たせて展開させるとかもありました。(にじ3D配信でもすぐに両腕封印されて、いちからに悪態つくの可愛かったです)

アレンジについて

ワルツ(4分の3拍子)かシャッフル(跳ね)が有栖ちゃんっぽいかなと思っていたんですが、リスナーの呼び方が「うさぎさん」=跳ねる!と思い至ってゆったり目のシャッフルになりました。

エレキギターは使わずピアノ、アコギ、ベース、ドラムを主体に、その他は要所でパーカッション、ピチカート、ハープ、アコーディオンを入れています。お茶会であってパーティではないので、ゴージャスになり過ぎないように気をつけました。

冒頭の「じゃーん!」感が有栖ちゃんの登場!って感じで気に入っています。ピアノソロも優雅になり過ぎず、小さく可愛いイメージで弾けたかなと思います。
エレキギターが居ない分はベース(演奏:ひーさん)の心地良いウォーキングに埋めていただけたので、サビでも必要以上に音色を足さずに済みました。

2番のBメロではリコーダーを吹きました。小学生のときに使っていたものを、それこそ小学生ぶりに。たった4音が難しすぎた。

その直後では、歌詞の内容に合わせて「追いシンバル」を入れています。ドラムが普通にシンバルを叩いてもいるんですが、もっと聞かせたいなと思って別でうるさめのサンプルを足しました。

丁度この曲のアレンジをしていた近辺で『型』が無い人に『型破り』なことはできないという宮崎駿監督についての記事を読んで、ドラムセットの上からサンプルのシンバルを重ねる一種の『型破り』を思いつきました。すごく良い記事なのでお時間があれば是非。

リコーダーとドラムはニチアサ配信でよく有栖ちゃんが演奏している楽器です。やたらと配信用のマイクに入ってくる空調の音に対してリコーダーでロングトーン対決を挑むのすき。

クレジット

作詞・作曲・編曲:Atelier LadyBird(吉村彰一、川崎泰弘)
Vocal:池永葵(@aoporon)
Acoustic Guitar:吉村彰一(@shouichidrums)
Bass:屋久拓朗(@takuroyahisa)
Acoustic Guitar,Piano,Programming:川崎泰弘(@don0924)

次回、M3. Hello! World(剣持刀也イメージソング)

それでは、今回もありがとうございました!
次回は刀也くんのイメージソング「Hello! World」について書いていきます。Twitter試聴ではイロモノっぽいところが抜かれていますがフルではカッコイイことも言っています。

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