幼児教育っていったい何?0歳からできる発達のお手伝い
みなさんこんにちは!フランス南西の都市、トゥールーズの子育てコミュニティ、アトリエことのわです。
ご自身で子育てを始めるまであまり子どもに関わる機会がなかった方の中には、「幼児教育」という言葉を聞くと、「幼稚園児くらいの子どもたちを対象としたもの」と想像する方もいらっしゃるかもしれません。しかし実はそうではないのです。
幼児教育とは、通園が始まる前の期間(0歳の赤ちゃんでも!)を含め、乳幼児期にある子どもたちの発達をサポートし、彼らの可能性を十分に伸ばすお手伝いをしてあげることです。「早期教育」と混合して捉えてしまうこともあるかもしれませんが、早期教育は幼児教育と似て非なるもの。英語や算数、体育など、特定のスキルや知識を習得するよう促すことであり、必ずしも子どもたちの自然な発達欲求や発達段階に沿っている教育とは限りません。
アトリエことのわの親子教室は1歳以上を対象としていますが、実際は0歳であっても、私たちが赤ちゃんの発達をサポートするためにできることはたくさんたくさんあるのです。
赤ちゃんは上から下へ向かって発達する
生まれたその日から、一生懸命息をして、ミルクを飲んで。赤ちゃんたちは、生まれたその瞬間から、この地球で懸命に自分を発達させていきます。といっても、それはもちろん「今日、僕は首を座らせてみるぞ!」「私は足でキックをしてみよう!」と意識的に行われているものではありません。0歳から3歳ごろにかけて、子どもたちは本能に突き動かされながら無意識的に発達をしていきます。
子どもの発達は段階を追い順番に進んでいきます。個人により発達のスピードに差はあるものの、発達の順序が変わることはありません。どんな赤ちゃんでも、中心から末端(体幹→手脚)、上から下(頭→脚)へ向かって発達していくという法則があるのです。
子どもの発達を知ることの大切さ
発達速度には個人差がありますので、発育が良好であれば、「同じ月齢の子がもう寝返りを打っているのにうちはまだ…」と心配される必要はまったくありません。(とはいえ不安になるものですよね。)
しかし、子どもの発達について知識を持っておくことで、子どもが今まさに発達しようとしていることを知る観察眼をもつことができます。そして、十分に養われた観察眼があることで、子どもの発達のサポートとなる環境を用意してあげることができるのです。
0〜6ヶ月ごろのお子さんについては、①視覚 ②首や体幹 ③指先の筋肉といった観点から、発達を促すお手伝いをしてあげることができます。
アトリエことのわでは、子どもの発達段階について学ぶワークショップも随時開催しています。一緒に学び、お子さんの自立・自律を助ける力を具くんでいきませんか?
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回の記事も、フォローしてお待ちいただけるととてもうれしいです☺️