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【フランスの日本語親子教室】2025年初レッスン

今日は、2025年に入り初めての日本語親子教室でした。アトリエことのわの親子教室は、1〜3歳さんの現地園未就園児とその保護者の方を対象に開催しています。(*フランスは、3歳になる年の9月に義務教育で幼稚園入園となります。)

今回は、遊びに来てくれた1歳さんにぴったりのアクティビティをいくつか行いました。以下、レッスンの流れやアクティビティの一部をご紹介しますね。

「♪はじまるよ」が開始の合図!ルーティン学習の時間

まずはレッスンが始まる前に、「チェックイン」としてシール貼りを。丸に合わせてシールをペタペタ貼っていきます。指先を使うだけでなく、シールを丸に収めるようとすることで目と手の協応力を養うことができます。「視覚で得た情報をもとに、手を動かし操作する」というのが「目と手の協応」ですが、この力をしっかり養ってあげることで、道具を使うこと(フォークやスプーンで食べること、はさみを使うことなど)や衣服の着脱など、手先を使った動きがスムーズに行えるようになり、子どもの自立を助けてくれます。

レッスン開始後は、いつものルーティンです。「♪はじまるよ」のお歌を歌ったり、今日のお天気を確認したり、色や形を識別するアクティビティを行ったり、絵本を読んだり。

自分をたっぷり表現!アートの時間

アートの時間は、絵の具を使ったり、のりで紙を貼り付けたり、簡単な版画やステンシルを試してみたりと、毎回さまざまな表現方法に触れています。

今回は、今年の干支であるへびを制作。絵の具やクレヨンなどさまざまな描画材を用意し、今その子がどんなものに関心を持っているのかを探っていきます。今日参加してくれたお友達は、描画材にはあまり興味を示さなかったので、チェックインの時に夢中になっていたシール貼りでデコレーションすることを提案してみました。すると目の色を変えて、また夢中になってペタペタ。

子どもたちそれぞれが持つ力を伸ばすには、この「今何に関心を持っているのだろう?」「何をしようとしているのだろう?」という観察の目がとても大切です。

見て、触れて。さまざまな感触を楽しむ感覚遊び

感覚遊びの時間には、これまで小麦粘土やコーンスターチスライム、寒天などを取り入れてきました。

今日は食紅で色をつけたパスタを用意!スコップですくって、ほかの容器に移し入れ、空にしてはまた移し入れ。とても集中して、20~30分も一生懸命遊ぶ様子が見られました。観察していると、スコップのすくい方や容器への入れ方、何かうまくいかないことがあると新しい方法を試し、少しずつ工夫している様子が伺えます。こんなふうに、子どもたちの今の「楽しい!好き!」という感覚を大切にしていくことで、徐々に徐々に、自分の活動に集中できる時間が増えていきます

親子教室は随時参加を受け付けています。気になるという方は、ぜひお気軽にご連絡くださいね。


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