【物語】一年で最も大きな切り替えの日。
皆さん、おはようございます。
どうも、小屋付きの人ちゃんみかです。
日常を文章にするって、とても良い妄想の気分転換になります。
今日はどんな物語を書こうかな、なんて一日の終わりを楽しみにしてみたり。noteだから書けること、書きたいと思えるのがnote。
noteってすごくいい。
【物語】一年で最も大きな切り替えの日。
私は今日、一年で最も大きな切り替えをする。
朝は少し早めに起きて、気合を入れ背伸びをした。丁寧に顔を洗い身支度を済ませていく。
心なしか、いつもよりきりっとしたメイクになった。気合の現れなのかもしれない。
精神を整え、窓を少し開ける。
気持ちの良い朝だ。
さぁ、やるぞ。
机に散らかった資料やら何やらをいったん全てのけて、何もないまっさらな机を丁寧に拭いていく。生活感のない、ただそこにある無機質な机と向き合って。少しの重量を感じながら、天板をゆっくりと外し丁寧に立てかける。
いよいよご対面。
実は数日前、この儀式のための準備は済ませておいたのだ。本当はハイジとおじいさんみたいな、シーツをファサーっと広げるみたいにしたかったのだけど、一人ではそれが叶わないことも知っている。そして、無理やりにでもしようものなら大量の埃が舞うことも。
そうなっては負けである。
ゆっくりと丁寧に広げていく。
天板をしっかりと乗せたら完成だ。
「お久しぶりです。この時を待っていましたよ」
「やぁ、今年もよろしく頼むよ」
「お任せください」
そう言って頬を赤らめるように、電気が通った。
今年も頼りにする季節の始まりである。
※こたつ布団を出したよという話
では、また。
KaFuKa