構想から完成までの道のり *りんごカービング*
まずはじめに。
カービングは小さなナイフ1本で果物や野菜、石鹸を彫刻するタイの伝統工芸です。
今日は前回のクリスマスりんごカービングの構想から旅立ちまでを書いていこうと思います。
まずは計画
「どの素材で何をどのように彫ってどうおもてなしをするか」
①素材選び
スイカやメロンの季節なら華やかなものを作ることができるが…今は真冬❄️
運良く濃い赤色が特徴のスターキングという品種のりんごを入手することができたので、
素材はクリスマスカラーのりんごに決定!
②りんごで「何を作る」か
A: 全体にクリスマスオーナメントのような模様を彫って飾る
B: 器型にくり抜いてミニフルーツバスケットにしてデザートとしておだしする
C: 部分的にクリスマス模様を彫ってテーブルに飾った後は、ラッピングしてお土産に(部分的に軽くナイフを入れるだけなので、持ち帰って食べていただくことができる)
デザートはケーキもあるし…
クリスマスプレゼントにもなるCに決定!
③では「どう彫る」か
購入したりんごは3つ🍎🍎🍎
ひとつ目🍎「Merry Christmas」の文字は必須
しかし早々に失敗💦文字が小さすぎたのでボツに。もうひとつりんごを使って彫り直し
文字の周りは丸く囲んで、レースのような可愛らしい縁取りに
こういうちょっとしたデザインでも考えるのは意外と難しく、実は彫るより考える時間の方が長いです(私の場合💧)
2つ目🍎はイラストに
サンタさんやツリー、ベルなどクリスマスモチーフは色々とあるが…
りんごの深い赤色を夜空、果点を星に見立て、星空を飛んでいるサンタさん&トナカイに決定!
④2つのりんごを「どう飾る」か
普通にお皿に乗せてもイマイチで、これまた難しい💧
食器棚を眺めてみると枝豆型の木の器が目に止まり、りんごに合いそう?と乗せてみたら大きさもバッチリ!
でも枝豆の豆は3つ、彫ったりんごは2つ🍎🍎 ボツりんごが1つ🍎
ボツりんごを何とかする?
ええ一!?何とかなる??
いやムリムリムリムリ💦
でも新しいりんごを買いに行く時間もない…
窮地に追い込まれかけた時、奇跡のヒラメキが✨
「キャンドホルダー!クリスマスにぴったり!!」
超特急でキャンドルの穴を開けてギュッギュと押し込め
ボツった文字を削り取ってバラを彫り彫り🌹
ほんとはポインセチアを彫りたかったけど、時間がないので彫り慣れたバラに
ボツりんごが見事復活〜⭐️
⑤装飾をしてテーブルへ
緑の葉っぱで装飾して写真も撮って、無事に間に合いました♪
⑥そして旅立ち
飾ったりんごはお菓子や紅茶と一緒にラッピングして、お土産として旅立ってゆきました♪
美味しく食べてもらってね🍎🍎
Instagram では完成作品を紹介するだけでしたが、制作過程は意外と右往左往しまくります(私の場合💦)
でもそれも楽しいところです♪
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
札幌フルーツ&ソープカービング教室
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