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ヘナを知らずにいるのはもったいない

私が美容師としてヘナに触れたのは30年以上前のことです

当時は東京にいました。
今もそうですが、ヘナを扱う美容室は希少でした。
輸入しないと入手できない事から、海外支店のある美容室から日本の美容界に広まったんだと思います。

ヘナはインドや北アフリカ等を原産地とする植物で、インド・ラジャスタン州・ソジャット(北インド)産のヘナが当時は最高級と言われていました。現在はどうでしょうか。

そして現在は、比較的手軽に一般ユーザーでも使用する人が増えていますが

ちょっと待って。あなたが入手したそのヘナは本物ですか?

本物・偽物という表現は変ですが

私はケミカルの含まれたヘナをあえて「偽ヘナ」と呼んでお客さんに説明しています。以下が、現実に実際に起きた事実。

  1. セルフホームヘナしているお客さんがネットワークビジネスの○イー○ズヘナをしていて、その人の毛はゴワゴワで一向に太くなっていません。1色のヘナパウダーで綺麗にブラウンに染まっている事からケミカルヘナだと判断できます。

  2. 当店のイクモプレミアムコースで育毛を始めた方が、雑貨屋で買ったケミカルヘナを数年間つけ続け、3時間も!!現在は薄毛に・・・それで当店の育毛の門を叩かれました。

普通は、ヘナを長年続けていたら、毛髪が太くなり毛量が増えます。
私は化学者ではないので化学的なエビデンスは示す事ができませんが、
現実に当店にヘナで通っている方は3〜5年以上続けていて全員が毛が太く多くなっていますよ。
中には産毛が生えたと仰る方や薄毛が治った人も。


それで、必ず、当店に育毛で頼って来られる方にはヘナをお勧めして、受け入れられない方以外はヘナをされて、育毛がさらに捗っています。これが当店で起こっている現実です。

ヘナ+インディゴ

話をケミカルヘナに戻しますが、2007年に国民生活センターに数多くの苦情が寄せられた「ヘナ騒動」が起きたことがあります。その時に問題になったヘナがケミカルヘナで、ピクラミン酸、過酸化バリウム、酸化染料(パラフェニレンジアミン・アミノフェノール)等が混ざったケミカルヘナでした。

現在でも雑貨扱いで輸入されたヘナにはその様なものも含まれているかもしれません。

ヘナには雑貨扱いのヘナと化粧品登録できるヘナの2つがあります

ヘナは2001年4月から植物で初めて化粧品として認可がおりました。
インディゴは2008年6月から認可されました。

天然の100%のヘナと、塩基性染料・HC染料が含まれたヘナも化粧品登録可です。
安全な染料だからです。ヘアマニキュアを連想されると良いと思います。

当店では、あえて天然100%のヘナとインディゴしか置いていません。

ついでにインディゴの事

元々インディゴという植物は、ハゲにも毛が生えてくる(アーユルベータ経典より)
といわれてるくらいアクの強い、少し刺激のあるハーブです。日本の藍染やジーパンなども蛇よけ、虫除けとして染色に使われます。

へナとインディゴは違う植物です。ヘナでブラウンにとか、ヘナでダークブラウンになどと表現される方がいますが、インディゴはハーブカラーといった方が誤解がないように思います。

ヘナは、ヘナ。オレンジ色の1色しかありません。

当店の育毛に来られたお客さんがひっかかった様に、民間でヘナを塗ったりする人がいる様ですが
ヘナインストラクターなどと言うものが聞こえて来ましたが。その団体周辺で発行しているだけの民間資格?でしょうか。
首から上にヘナを塗ったりする場合は、日本国内では美容師法が適用され、
必ず、美容師の国家資格が必要になります。ヘナを塗る施設も保健所に美容所として届けられ認可が降りていないといけませんよ。美容師資格なしにヘナをお金をとってお客さんに塗るのは、法に触れます。髪染めを目的とせず、「トリートメント」「アーユルヴェーダ」だと言っても、首から上にヘナを塗ったりする場合は、日本では美容師法が適用されます。

お願い

ヘナは本来は安全なものなので、以前では、なかった事なのですが、
昨今の有毒な微小粒子状物質増加の影響でなのか、頭皮が被れる現象がそう多くはありませんが、起きています。
アレルギー体質や皮膚の弱い方で心配な方は事前にパッチテストを受けてからヘナをお試しください。

ヘナでスローカラーを楽しもう


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