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《今日の新譜》吹奏楽 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のためのファンファーレ

《今日の新譜》吹奏楽 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のためのファンファーレ
小編成の吹奏楽でも十分な演奏効果の編曲作品をどうぞ。
ぜひこちらからYoutubeで全曲視聴してみてください。
参考音源
https://youtu.be/yoq7zOOey6M
Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ
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吹奏楽 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のためのファンファーレ
リヒャルト・シュトラウス作曲
瀬 浩明編曲
Wiener Philharmoniker Fanfare
R.Strauss

編成はFl.、Cl.*2、A.Sax.、T.Sax.、B.Sax.またはBs.Cl.
Hn.*2、Tp.*3、Tbn.*3、Eup.、Tuba、
Vib.、Marim.、S.D.、B.D.、Cym.、Trgl.、Timp.、計21名です。
Trgl.とS.D.、B.D.とCym.はそれぞれ一人で演奏可能です。

リヒャルト・シュトラウスによる華やかなファンファーレを小編成吹奏楽で楽しめます。
演奏時間は約2分30秒です。コンサートのオープニングなどに、ぜひどうぞ。
楽譜をお求めの際はこちらからお願いします。

アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のためのファンファーレは、リヒャルト・シュトラウスによって
1924年に作曲された吹奏楽のための作品です。
小編成の吹奏楽でも十分な演奏効果が得られるように編曲されています。

この作品は、1924年にウィーンで開催された「ウィーン市音楽週間」の開幕を飾るために作曲されました。
シュトラウスは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めていたこともあり、
この楽団への深い敬意と愛情を込めてこの作品を作曲しました。
スコア冒頭には「親愛なる素晴らしいウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に捧げる」と記されています。

この作品は、華やかで力強いファンファーレと、穏やかで美しい旋律が対照的に構成されています。
冒頭: トランペットとトロンボーンによる力強いファンファーレで始まり、一気に華やかな雰囲気を盛り上げます。
中間部: クラリネット、サックス、フルートなどの木管楽器による穏やかで美しい旋律が奏でられます。
終結部: トランペットとトロンボーンによる力強いファンファーレが再び奏でられ、華やかに作品を締めくくります。

この作品は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ、世界中の多くの吹奏楽団によって演奏されています。
演奏会や録音などでも聴く機会が多く、吹奏楽の代表的なレパートリーの一つとなっています。

この作品は、コンサートのオープニングやエンディング、スポーツイベントの入場曲など、様々な場面で使用されています。
また、テレビやラジオの番組テーマ曲としても使用されています。

「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のためのファンファーレ」は、吹奏楽曲の中でも特に人気のある作品の一つです。
華やかで力強い音楽性と、簡潔でわかりやすい構成が評価されています。

リヒャルト シュトラウス(1864?1949 ドイツ)
リヒャルト シュトラウスは,19世紀末から20世紀前半にかけて,作曲家および指揮者として活躍しました。
彼は,ミュンヘン宮廷楽団のホルン奏者の息子として生まれ,幼いころから並外れた音楽の才能を示しました。
短い期間ミュンヘン大学で学び,このころから,作曲家,指揮者としての活動を始めます。
ミュンヘン,ヴァイマール,ベルリン,ウィーンなど各地の歌劇場で次々と指揮者を務めたほか,
アメリカなども訪れて演奏活動を行いました。ナチス政権のもとでは帝国音楽部会の総裁にさせられ,
戦後,その責任を問う裁判にかけられます。無罪の判決を受けたあとは,スイスで短い余生を送りました。
リヒャルト シュトラウスの主な作品は,19世紀末に次々と作曲された交響詩と,20世紀に相次いで発表されたオペラです。
また,生涯を通じて書き続けた歌曲も今日まで多くの人々に親しまれています。

彼は様々な編成の音楽を手がけました。独奏ピアノのための作品は20代の前後に書かれました。
持ち前の創造力で新たな音楽を開拓していった作曲家です。とりわけ、オペラや交響詩、歌曲に顕著です。
オペラはワーグナー、交響詩はリスト、歌曲はヴォルフとそれぞれに功績のある作曲家の影響を受けながら、
シュトラウス独自の展開をみせています。

シュトラウスの父親はミュンヘン宮廷楽団の第1ホルン奏者をしており、
ミュンヘン音楽院の教授や王立バイエルン室内楽でも演奏をしていました。
そのため、シュトラウスは幼少の頃から音楽に触れることができたのです。
そして、ピアノやヴァイオリン、作曲、音楽理論を学んだ成果を、家庭で開く音楽会で発表していました。
1882年からその翌年にかけては、ミュンヘン大学で哲学や美学、文化史の講義を聴き、ショーペンハウアーに傾倒していきました。
ブラームスと知り合って才能を認められたシュトラウスは、後に、ヴァーグナーの姪と結婚し、熱心なワーグナー信奉者となりました。

指揮者としても活動したシュトラウスは、情熱的で手や眼、耳を駆使した独自の指揮法によって後生にも影響を与えました。
また、新聞や雑誌に音楽評論を発表した他、ベルリオーズの『管弦楽法』をドイツ語に訳するなど、
文筆活動においても功績を残しています。
ウィーンやミュンへン、ドレスデンの名誉市民の他、ハイデルベルク大学の名誉哲学博士、オックスフォード大学の音楽学博士、
ミュンへン大学の法学博士など、名誉称号や勲章も数多く受賞しました。

アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/

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