結婚したくない私が22歳で結婚相談所【回想】
一人娘と聞いて、どんなイメージがありますか
若い頃は
『一人っ子?!わがままでしょー』
『一人娘?!それはもう大事に大事に育てられたんでしょ』
そんなことをよく言われました
わがままかどうかは自分ではなんとも言えませんが、大事に大事に育てられたのかは疑問です
父親は大のお酒好きで、酒癖が悪い人
おまけに短気で、下品を絵に描いたような人です
(親のことをそんなふうに言うなんて!など、不快に思う方もおられると思いますが、そういう方はここでページを閉じて下さい)
少しでも気に入らないと、すぐに物を投げつける
暴力をふるう、怒鳴る
家では王様のように偉そうにふるまい、そのくせに外では全く何も言えないような人
すぐに『ここは俺の家だ。気に入らないなら出て行け』と、子供にでも平気で言う
私宛ての手紙でも、平気で開けて中を見る
よその人には私のことを『内弁慶だ』『借りてきたネコだ』などと言っていましたが、実際それは父親自身のことだった
自分がそうだから、それをごまかすために子供である私を引き合いに出して、押し付けていたのだと気づいたのは、大人になってから
母親は父親の言いなりで、1人では何もできない人です
キャッシュカードでお金のおろし方もわからないような人
そんな両親ですが、私が20歳を過ぎた頃からやたらと結婚をせかすようになりました
友達と夜ご飯を食べて、ちょっと遅くなっただけでうるさく言うような親でしたが、結婚は早くしてほしかったのか
休日家にいるのも苦痛になるほどでした
せめて彼氏がいれば良かったのですが、あいにくいませんでした
そんな22歳の頃
私は結婚相談所に登録しました
結婚したかったわけではありませんでしたが、あまりにも親が結婚、結婚とうるさすぎて、せめて結婚相談所に登録したら、ましになるかと思ったのです
もちろん、入会金などは自分のお金です
そこで何人かの方と会いましたが、うまくいかず
母親の知り合いなどからも、お見合いを持ちかけられたりしましたが、それも結婚に至らず
(そもそも私が結婚する気がないのだから、当たり前です)
結婚相談所へ払ったお金は無駄になり、たいした成果もないまま2年ほどがたったある日…
私はあることを決意しました