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【料理セミナー】料理の失敗とは

セミナーを開いていていつも思うことは
料理がなかなか上達しない人の共通点のひとつに
<失敗を恐れる>
と言うことがあります
それぞれの経験のなかから失敗に対するトラウマ?
もあるのか一度失敗するとなかなか再度チャレンジする前に
苦手意識のほうが先に出てしまいます

焼きすぎ
足しすぎ
作りすぎ
盛りすぎ
かけすぎ

過ぎたるは及ばざるが如しとはよく言ったもので
料理の失敗は”すぎ”がつきものです
肉の焼き方一つとっても
少々生焼けならいくらでもリカバリーはできる
軽く炙るとか少し煮るとか・・・
しかしながら焼き過ぎた場合はただの硬い塊である
ましてや焦がした場合はただの炭
取り返しがつかないのです

味付けも然り
調味料の足しすぎで塩辛くしてしまうとそれはもう取り返しがつかない
水で足せば良い・・・と言うものではないのです

味付けの失敗で多いのは
勿体無いからと言って少量残ったタレや調味料を入れてしまう・・・
お味噌汁やカレーのルーで経験をした人は多いのではないでしょうか


盛りすぎにも注意したい
例えばサラダ。
冷蔵庫の中の余り物をあれもこれもと盛り過ぎると
時にとんでもないものになりがち。
盛り付けてる時は分からなくても食する時に
あれ・・・って感じることありませんか?
薬味などもそうです
一見たくさん薬味があった方が楽しそうに見えますが
例えば夏のそうめん
生姜に茗荷に刻みネギ
この辺まではいいけど
冷蔵庫にあるもの引っ張り出しあれもこれもと
わさびに柚子胡椒にマスタードに豆板醤
刻んだ野菜やナッツ果物とどんどん揃えていく
テーブルいっぱいのトッピングに
人間は(心理学)なぜか全て試したくなりしまいには謎の組み合わせが出来上がり
結果何食べてるか分からないそうめんが完成します

作りすぎは
カレーや肉じゃがのように次の日も美味しく食べられるものや
冷凍など保存の効くものなら良いですがそうでないものは
なかなか次の日食すのも辛いものです
一概には言えませんが
少し物足りないかな・・・と思わせるくらいが適量と言えるでしょう

作りすぎてしまうと
大抵の場合残すのが勿体無いと無理して食べ切ろうとしてしまいがち
食してる間はいいのですがその後に後悔の念が・・・
そうなると美味しいものでも後の印象は良いものにはなりません

かけすぎもそうです
タレや薬味のかけすぎ
ソースのかけすぎ
醤油のかけすぎ・・・
全て美味しい料理を台無しにしてしまいます
それもほんのちょっとの不注意で
少なければあとで足すがよし
副水盆に帰らずではありませんが
溢れた味付けは戻せないものです

そして一番の料理の失敗は・・・


手抜きです


料理の失敗の9割は手抜きからきます
上記の5つの失敗要因も
元を糺せば手抜きの表れです

手抜きと略式は違います
手抜きは大事な基本をおろそかにしてしまうこと
整理整頓・事前の準備・レシピや手順の確認
タイマーなどの設定や火加減の確認
機材や器具の準備や取り扱い
そして
何よりも落ち着いて作業する
いずれも基本です
これをおそろかにしてしまうことを手抜きと呼んでおります
料理の失敗が多い方は
一度この辺りを見直してしてみてくださいね

手抜きに関してはまた改めて書こうと思います




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