【目標をどこに持つか】
みなさんはなぜ(なんのために)バウンドテニスをしてますか?
「そんな小難しいこと考えずに楽しくやりたい!」も一つだし,「運動不足解消!」「仲間作り!」「体力の現状維持!」も当然ありだと思います。スポーツは楽しんでするのが一番で,ストレス解消や健康のために生活に必要なものです。
バウンドテニスは“生涯スポーツ”と位置付けられていると思いますが,“競技スポーツ”として取り組んでいる方も,たくさんいると思います。
今回は試合で勝つために練習しているという方の目標設定について考えたいと思います。
結論から言うと,目標は「全国大会優勝」です。これしかありません。
そんなの無理無理!って思った方!それは違います。
私は,何事も目標は自分が目指すところの,一番高いところに置くべきだと思っています。
登山する人は頂上を目指すわけで,5合目6合目をはじめから目指している人は多分いないと思います。
では全国大会はどうでしょうか?5合目が県予選,6合目がブロック予選だとしたら,県予選突破を目指している人は,最初から5合目をゴールとした準備しかしていないことになります。
でも登り始めから頂上が見えることは少ないと思います。スタートから頂上のことを考えると無理だと思うのも分かります。一歩一歩歩いて,まずは1合目を目指す,次は2合目まで頑張ろう,というふうに小さい目標を一つずつクリアしていくことで,頂上が見える位置までたどり着くことができるのです。
バウンドテニスでは,5合目に到達するまでには何をすればいいでしょうか?5合目に到達したら,6合目はすぐそこです。7合目が全国大会1回戦突破だとしたら,もう少しだけ頑張れば到達できます。
県によっては5合目にでっかい岩が立ちはだかってたりするのかなぁ。でもその岩を超えた人は,7合目8合目は平坦な道に思えるかもしれません。
では何をどう頑張ればいいのでしょうか?それは個人個人違うと思います。自分がどんなプレイをしたいのか,どこが弱点で何が得意なのか。ライバルはどうか?どこが弱点で何が得意なのか。
自分で考えて,もしくは仲間に教えてもらって,今やるべきことを明確にすることが大事だと思います。
もう一つ,目標を決めたらみんなに言うことが大事です。「自分なんかが言っていいのか」なんて思うことはありません。だって頂上を目指すのは当然のこと!誰だって目指していいんです。
言霊(ことだま)ってよく言いますが,本当だと思います。自分で発した言葉は自分に言い聞かせているのと同じです。何度も発言していると,不思議とその通りになるもんです。
最初は半信半疑で言っていても,言い続けているうちに脳がそう思い込んで,行動が変わるそうです。
これは,メンタルトレーニングでよく言われているので,間違いじゃないと思います。だから,プロの選手はどんなに調子が悪くても,記者会見で絶対に自分は調子が悪いとは言いませんよね。私もこれから疲れたーって言わないようにします!(笑)
あと,根拠はこれだ!ってのは言えないですが,周りのみんながこの人は優勝するだろうって思ってくれることも,とても大きい力になります。
だいぶ昔ですが,私が初めてシングルスで優勝したときは,みんなに「今年は優勝する」ってバウンド関係ない人にも言いまくっていました。
私は,シングルスは特に,一人じゃなくてみんなのおかげで優勝できたと思ってます。優勝するって,技術とかの実力じゃない何かがあると思います。言葉では何とも説明しがたいです。私は今でも本当に皆さんには感謝しています。
また,イメージすることも大事だと思います。イメトレとよく言われていますが,私の場合は優勝してメダルを掛けてもらうところをすごくイメージしていました。イメージはできるだけ具体的にします。場所の雰囲気,誰にメダルを掛けてもらうのか,その時の気持ち,何が見え,聞こえるか。
これは,たぶん脳の仕組みからも根拠があることだと思います。イメージできないことは実現しませんからね!
さて,後半の話は,前半に書いた今やるべきことをしっかりした上で役に立つことだと思います。ここ最近の私は,後半の部分ばっかり一生懸命にやって,練習は何の工夫もせずにこなしていただけなのかなと思います。だから全国大会で早々に負けてしまったんだと思います。
まずは何をすれば予選突破できるのか。何をすれば優勝できるのか。無理だって思わず,今のうちにたくさん考えてみませんか?私も考えます!
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