やりたいことは何ですか
「〇〇をやってはいけない!」
本や商品の広告などでもこういう言い方をよく見ますね。
「え〜、私なにをやっちゃってるんだろう!?」
気になりますよね。そうなんです。
何かをやってしまうこと(主に失敗につながること)って
誰もが気になって不安になります。
レッスンでもこうした否定形の注意って
かなりあると思うのですよ。
肩を上げないで
骨盤を動かさないで
グラグラしない
こういうの、言っちゃいますよね。
でも、やっちゃダメ系の注意は、生徒を困らせます。
ただ「こうなってるよ」って指摘するだけは困るけど
「やっちゃダメ」はさらに強力です。
まず、やっちゃうことが気になって緊張します。
やっちゃうことが気になって、頭から離れないから
・・・結局やっちゃいます(^^;
「わ〜どうしよう、やめられない!」
伝え方としては最悪でしょ。
「〇〇してはいけない」
これを言われたとき、脳で理解しているのは
「〇〇して」の部分だけ。
その先の「・・・はいけない」は聞こえてないです。
「〇〇して」まで聞いたら
「了解!」って指示を飛ばして筋肉が動き始めます。
「・・はいけない」は間に合わないのですよ。
だから、やっちゃいます。
では何を伝えたらいいでしょうか?
はい、何をやりたいのか、ですね。
肩が上がってしまうなら、「指先まで長い腕で」とか
本当にやって欲しい動きは何かを考えます。
”not”の入らない「YES」のプランです。
失敗しないように
間違えないように
生徒さんはいつもそれを考えています。
どんなふうに踊りたいか
何を表現したいか
そちらを考えてもらうといいですね♪
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