イギリスの独立系書店
こんにちは、All Things Bookish.(オール シングス ブッキッシュ)です。
しばらく投稿をさぼっているうちに、あっという間に6月も終わり。早いもので、今年も半年が過ぎようとしてますね。
そして、毎日暑い日が続いていますね。今からこんなに暑いと、今年の夏を乗り切れるか怖いですが、体調を崩さないように、淡々と過ごしたいと思います。
さて、話が変わりますが、「独立系書店」という言葉を聞いたことありますか?
そもそも、「独立系書店」にきちんとした定義があるわけではないそうで。アメリカ・イギリスで一般的に使われている、大手資本から独立した「Indipendent book store」のことを、日本では独自の品揃えをした個人経営の書店を指し、「独立系書店」と呼ぶことがある。
そして、そもそも何から独立しているのかと言うと、
のことを、「独立系書店」としているそう。
日本では、まだそんなに定着していない「独立系書店」という言葉ですが、大手の書店が閉店する一方で、個人経営で独自のセレクトをした個性的な本屋さんが増えているのも事実です。
日本の独立系書店について少し触れましたが、今回はイギリスの独立系書店について少し書きたいと思います。
というのも、先日の6/20、出版を楽しみにしている『The Bookshop Tours of Britain(英国本屋めぐり)』のクラウドファンディングが目標額を達成して、翻訳出版が決まったからです!
この本の詳細については、こちらをご覧いただきたいのですが、
今回は、私が思うイギリスの独立系書店の良さについて、少し語りたいと思います。
特に好きなのは、古い建物の外観をそのまま残した書店です。イギリスの建築は1830年代〜1900年代に建てられた、ヴィクトリアン建築が多いのですが、イギリスのハイ・ストリートにある商店街や住宅もこの時代の建物が多く、どのお店も古めかしい外観は残して、建物の内部を改装して使っていることが多いです。中には、もっと古い時代の建物もあったりします。
それから、ロンドンなどの大きな都市から少し離れた、小さなタウンなどにある本屋さん。
イギリスの地方や田舎などの自然が多い町にも、小さな商店や本屋さんが並んでいることがあって、自然の風景と調和した可愛らしい外観の本屋さんが好きです。こういう本屋さんも地元の人に支えられて運営されているんだろうなとわかります。
そして、イギリスでは先週の6/18〜6/25まで独立系書店を祝う「Independent bookshop week(独立系書店週間)」という期間がありました。イギリス各地の地元の本屋さんでイベントをしたり、日本でいう本屋大賞のような「Indie Book Awards」という賞があり、各本屋さんから推薦された本のリストから大賞を決めたりします。
イギリスは独立系書店の数が多く、本屋さんが地元の人たちから愛され大切にされているのですが、コロナ禍で本を読む人が増え、独立系書店の経営状態も好調だったようです。
イギリス人から愛されている独立系書店がたくさん紹介されている、『The Bookshop Tours of Britain(英国本屋めぐり)』は、2023年の春以降に出版されるそう。本が手元に届いたら、またnoteで感想を書きたいと思います。